生と死を結ぶ物語 「捨て犬・きららとネリかあさん」の魅力
今西乃子によるノンフィクション『捨て犬・きららとネリかあさん』が、2026年2月18日に発刊されます。この作品は、捨て犬たちが経験した辛い過去と、その後の幸せな暮らしを通じて、命の重みや犬と人間の絆を深く考えさせてくれる内容となっています。
シリーズの背景
「捨て犬・未来&きらら」シリーズは、20年間で累計50万部を超える人気を誇っています。初作である『命のバトンタッチ障がいを負った犬・未来』から始まり、今まで数多くの物語が描かれてきました。著者である今西乃子のパートナーだった犬、未来が2023年に他界したことも背景にあり、彼女は今、この作品を通じて未来との思い出を語りつつ、新たな命の物語を紡いでいるのです。
きららとネリの再会
本書の内容は、きららの母犬ネリとその子たちの物語です。捨てられたきららとネリは、一度は離れ離れになってしまうものの、運命の糸で再び引き寄せられます。新たに迎えられた飼い主アキコさんと共に、ネリは穏やかな日々を送ることになり、さらにはアキコさんの結婚相手をネリ自身が見極める場面も描かれています。ここで展開されるエピソードは、犬の視点から見る人間社会の信頼関係を深く掘り下げています。
内容の特長
「捨て犬・きららとネリかあさん」では、アキコさんとの結びつきや、ネリの息子たちであるマルとの関係性も丁寧に描かれています。この本は、心が温まるストーリーであると同時に、動物と人間との間に生まれる信頼と絆の重要性に対して問いかける一冊となっています。
特に、小学校中学年から高学年の読者に向けた内容で、動物愛護について考えるきっかけにもなりうるでしょう。巻頭には実際の写真も掲載されており、物語だけでなくビジュアルでも読者を引き込む工夫がされています。
著者と写真家のプロフィール
今西乃子は、大阪に生まれ、児童書に関するノンフィクションを執筆しています。彼女は「命の授業」を通じて、命の大切さを子供たちに伝える活動も行っており、今作でもそのメッセージが息づいています。一方、写真家の浜田一男は、企業広告や出版物を手がけるプロフェッショナルで、多くの著名な児童書に関しても素晴らしいビジュアルを提供しています。
書籍詳細
本書は岩崎書店から1,540円(税込)で販売される予定で、判型もA5変型で128ページのボリューム。動物愛護センターでの親子の写真が巻頭に掲載されているのも特徴的です。発売日は2026年2月18日ですが、店舗によっては販売開始日が異なる場合があるため、事前に確認が必要です。
まとめ
『捨て犬・きららとネリかあさん』は、ただの物語ではなく、命の重み、そして人間と犬との深い関係を描いた感動的な作品です。愛するペットを持つすべての人々にぜひ手に取ってほしい一冊です。今西乃子の熱い思いを感じられるこの作品を通じて、多くの人が犬との絆を再認識し、愛情深い関係を築くきっかけになればと思います。