川崎長太郎特別展示
2024-08-01 20:45:30

川崎長太郎の俳句と小説、特別展示が小田原文学館で開催!

小田原町の文学を感じる貴重な展示



小田原市に位置する小田原文学館では、著名な小説家である川崎長太郎(1901~1985)の特別な資料を展示するイベントが開催されています。この特別公開は、彼の作品や俳句への関心を新たに呼び起こす機会となることでしょう。

展示内容


展示されるのは、川崎長太郎が遺した未発表の俳句連作「しほざゐ集」の自筆原稿や、彼が愛用していた落款印、さらには名句を記した色紙や短冊といった資料です。これらは、彼が詠んだ俳句が多くの文学ファンに受け入れられてきた証でもあり、これまで秘密にされていた作品群が初めて陽の目を見ることになります。

俳句連作「しほざゐ集」


特に注目されるのが、立秋以降の情景を描写したとされる15句の連作です。これにより、川崎がどのような風景や感情を俳句に込めたのかを直接感じ取ることができます。彼の作品の多様性や深みは、訪れる人々に強い感銘を与えることでしょう。

開催概要


この特別展示は、8月6日(火)から9月16日(祝)まで行われます。ただし、月曜日は休館日となっており、祝日の際には翌平日が休館日となります。開館時間は午前10時から午後5時までで、入館は午後4時30分までとなっています。入館料は一般250円、小・中学生は100円で、常設展の観覧も可能です。

川崎長太郎の文学


川崎長太郎は、その深い感受性と独特の文体で知られています。「抹香町」や「伊豆の街道」などの小説を著し、彼の作品は今でも多くの読者に愛されています。また、彼の俳句は「文人俳句」としても特に評価されており、名句がいくつか存在します。特に「春きたる 海辺のみちで 鳥のまね」という一句は、川崎の文学碑にも刻まれているほどの名句です。

彼の人生と業績


川崎長太郎は明治34年に小田原で生まれ、中学校を卒業後に小説家としての道を歩み始めました。彼の処女小説は1925年に発表され、その後も数多くの作品を世に送り出しました。彼は芥川賞候補にも選ばれ、後には菊池寛賞や神奈川文化賞といった名誉も受けています。

彼は1985年にこの世を去りましたが、彼の作品や俳句は今もなお人々に影響を与え続けています。記録としても重要な川崎長太郎の資料を通じ、彼の文学的業績を再評価する絶好の機会です。

お問い合わせ


詳細については小田原市文化部図書館までお問い合わせください。電話番号は0465-49-7800です。また、詳しい情報は小田原市の公式サイトでも確認できます。

文学の香りが漂う小田原で、ぜひ川崎長太郎の世界に触れてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
小田原市
住所
神奈川県小田原市荻窪300小田原市役所
電話番号
0465-33-1261

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