SCANTECH、上海証券取引所に上場
APPLE TREE株式会社が日本正規代理店を務めるSCANTECH(四維科技)が2025年1月15日に、上海証券取引所の科創板(STIB)に上場しました。これにより、同社はますますの成長を遂げることが期待されます。
上場には、証券コード「688583」が付けられ、公開価格は1株あたり33.46元という設定で、1700万株を発行しました。その結果、約5億7000万元の資金を調達しました。初日には株価が105.00元に達するなど、初値が発行価格の約3倍を記録し、終値は100.00元でした。これにより、時価総額は約68億元に達し、売買高も10.11億元と活況を呈しました。
SCANTECHの市場価値
SCANTECHは、世界の3Dスキャナー関連の上場企業において市場評価が約9.3億ドルで、3位にランクインしています。トップはXi'an Bright Laser、続いてFarsoon、SHINING 3Dが名を連ねており、いずれも中国の企業です。
市場全体での評価も高く、売上高に基づいた利益率も常に高水準を保ち続けています。特に、2021年から2023年にかけての営業利益はそれぞれ1億6,100万元、2億600万元、2億7,200万元と顕著な成長を示し、年平均成長率(CAGR)で29.88%という成績を収めています。
資金の行先
調達した資金約5.7億元は、発行費用7500万元を除くと4.9億元が残り、以下のプロジェクトに使用される見通しです:
- - 3Dビジョンデジタル製品および自動検査システム能力拡張プロジェクト
- - 研究開発拠点建設プロジェクト
- - 補助運転資金
これらにより、SCANTECHはさらなる技術革新と市場への対応を図ることが期待されています。
SCANTECHの成り立ち
SCANTECHは、2015年に浙江大学からの卒業生3人によって設立されました。彼らはハンディ型のHSCANシリーズ3Dレーザースキャナーの開発に初めて取り組み、外国企業が持っていた独占を打破することを目指しました。現在、同社はその実績を持ち、国内外の市場で高い評価を得ています。
2024年度には、更に営業利益の見通しを3億3,000万~3億5,000万元とし、前年比での成長率も21.45%~28.81%を見込んでいます。このように、SCANTECHは今後の市場でも引き続き注目される存在と言えるでしょう。
株式会社APPLE TREEについて
APPLE TREE株式会社は、大阪府に本社を構えており、2012年10月に設立されました。主に3Dプリンターおよび3Dスキャナーの企画、製造、販売を手がけており、日々進化するテクノロジーに対し、革新をもたらし続けています。また、同社は3Dプリンターシューズの企画・製造販売も行っています。
公式ウェブサイトを通じて、SCANTECHなどの最新情報や製品に関する詳細を確認することができるので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。