徳島市での人権をテーマにした市民講演会
徳島市が主催する「人権を考える市民のつどい」が、今年も開催されます。この講演会は「誰もが活躍できる場の提供」を目的にしており、人権を尊重し多文化共生社会の実現を目指しています。本イベントは、昭和53年度から毎年開催されており、今年で48回目を迎えます。
講師の紹介:松永拓也さん
今年の特別講師は、交通事故の遺族である松永拓也さんです。彼は2019年に発生した池袋暴走事故で愛する家族を失い、その痛みを抱えながら、交通安全活動に取り組んでいます。松永さんは今回の講演を通じて、「愛する人の命を無駄にしないために活動している」と語ります。この講演は、交通事故の撲滅や犯罪被害者の支援、またインターネット上での人権侵害に対する意識を高める貴重な機会となるでしょう。
SNSと人権侵害の問題
松永さんは、SNSが人の心に傷を負わせる力を持っていることを指摘し、命の大切さについて考えるきっかけを提供してくれます。彼は、「もし一件でも事故を防げたら」と願い、事故を無くすための啓発活動に取り組んでいます。彼の経験からのメッセージは、参加者に深い意義と衝撃を与えることでしょう。
イベント詳細
- - 日時: 11月25日(火)13:30~15:00(開場12:30)
- - 会場: あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)
- - 入場料: 無料
- - 申し込み: 事前申し込み不要
当日は手話通訳、要約筆記、ループ席、託児設備を準備しており、託児利用希望者は11月17日までの申し込みが必要です。また、交通手段に関しては、公共交通機関や周辺の駐車場を利用してください。体調が優れない方は参加をお控えください。
一般社団法人 関東交通犯罪遺族会について
松永さんが副代表理事を務める関東交通犯罪遺族会(あいの会)は、2012年に設立され、交通犯罪の犠牲者の遺族が集まり、互いの思いを分かち合っています。彼らは、交通事故の撲滅と遺族支援のために様々な活動を繰り広げており、いかにして悲惨な事故を防ぐかを真剣に考えています。
徳島市の人権を考える市民講演会に参加し、愛する人の命を守るために何ができるのか、一緒に考えましょう。