阪南大学の新しい学びの形『ワンユニ特別ゼミ2025』
大学選びで重視されるのは、一般的に偏差値やブランド力ですが、阪南大学では「学び」を基準にした選び方を提案しています。現役学生たちによって企画された『ワンユニ特別ゼミ2025』は、高校生が大学のゼミを一日体験することで、「何を学ぶか」という視点を持って自らの未来を考えるきっかけを提供することを目的としています。
ゼミの魅力を伝える新しい試み
今回の取り組みは、多くの高校生が大学のゼミ活動の実態を理解しきれないという事実に着目したものです。阪南大学では、大学生活の中でゼミ活動が果たす役割を実感してもらうために、学校推薦のプログラムとして『ワンユニ特別ゼミ2025』を実施します。日々の学びを通じて、自主的な問題意識を育成し、大学での本物の学びを体験することができる貴重な機会です。
高校生の視点を取り入れたゼミ体験
阪南大学の学生たちは、高校生にとって興味深く探求しやすいテーマを選び、4か月間にわたって企画しました。当日は大学生がナビゲーターとなり、ゼミでのコミュニケーション方法や学び方、プレゼンテーションの構成などを高校生に教える、新しい形の高大連携プログラムが行われます。
今回のゼミ体験では、4つのテーマが設定されています。それぞれが異文化理解や音楽、アニメなどを通じて学びを深めるものとなっており、高校生は仲間と共に議論を重ねながら主体的に取り組むことが求められます。
実施テーマ
SDGsの観点からディズニーが持つ多様性について考え、現代の課題に対する理解を深めます。
- - テーマB:Let’s compare Japan with other countries
自身の視点で日本と外国の文化を比較し、異文化理解を育む活動です。
音楽の歌詞を文化的背景を交えた独自の解釈で翻訳する挑戦をします。
日本文化「Cool Japan」をテーマに、アニメやゲームから異文化の理解を深めます。
新しい価値観の提供
この挑戦を通じて、高校生たちはただの成績や偏差値に囚われるのではなく、自身がどのような学びを求めているのかを自問自答する体験が得られることを目指しています。現役大学生からの学びを直に受けることで、彼らが自信を持ち、自己肯定感を高めることも大切です。
阪南大学はこのプログラムを通じて、参加する高校生に対し「成功体験」を提供し、未来への進路を自分自身でカスタマイズする手助けをしたいと考えています。学生たちの言葉を借りれば、単に偏差値だけで選ぶのではなく「どんな学びをしたいか」を考えることが大学選びの重要な視点になるとしています。
実施概要
このプログラムは、2025年3月27日(木)に阪南大学本キャンパスで実施されます。1コマ70分の授業が4コマ行われ、高校生は大学生と共に自らの学びを体験することになります。
阪南大学が掲げる「ゼミの阪南」は、まさに学生たちが主体的に学ぶことの重要性を教えてくれます。この新しい試みは、高校生にとって大学の学びに対する理解を深める絶好の機会であり、未来への重要な一歩となるでしょう。