3D建築CADシステム『ARCHITREND ZERO Ver.11』が登場
福井コンピュータアーキテクト株式会社は、最新の3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO Ver.11」を2024年10月16日(水)にリリースすることを発表しました。本製品は建設業界における働き方改革を促進するために設計されており、使用者が直面するさまざまな課題に対処する機能が大幅に強化されています。
省エネ基準への対応
今回のバージョンアップでは、2025年4月に施行が予定されている省エネ基準の適合義務に対応し、設計業務の効率化と詳細化を図っています。新オプションとして導入された「省エネ仕様基準」機能では、国土交通省のガイドラインに従った断熱性能を満たす屋根や外壁、サッシ、設備を選択するだけで、瞬時に仕様表や基準図が作成できます。これにより、設計時間が大幅に短縮され、業務の効率化が期待されます。
バージョン11の新機能
新機能のなかでも注目すべきは、「木造壁量計算」や「木造構造計算」、さらには「省エネナビ」などのオプション機能です。これらの機能は、改正された壁量基準に基づき、より実践的な計算が行えるように設計されています。また、各種機能強化により、ユーザーが求める仕様書作成や確認申請に必要な図面を効率よく自動生成することが可能となりました。
業界ニーズへの応答
建設業界は、常に変化する法令や規制に対応する必要がありますが、ARCHITREND ZEROはその変化に追随し、将来の需要に応えるビジョナリーなソリューションを提供します。特に、異なる断熱仕様や設備に関する情報が簡単に選択できるインターフェースにより、ユーザーは煩雑な作業から解放され、クリエイティブな仕事に集中できるようになります。
価格とボーナスオプション
「ARCHITREND ZERO Ver.11」は、基本構成が税別で90万円、新オプションである省エネ仕様基準は税別20万円で提供されます。この新オプションを利用することによって、設計業務の際の負担がかなり軽減されるでしょう。また、「ARCHITREND ZERO」 は「IT導入補助金」の対象となるため、経済的な負担も軽減される可能性があります。
法改正情報を提供するポータルサイトの開設
リリースに合わせて、福井コンピュータアーキテクトの公式ホームページに新設されるポータルサイトでは、最新の法改正情報やARCHITREND ZEROの役立つ機能、関連セミナー情報などが掲載される予定です。これは、法改正に対応が必要な建設業者にとって必見の情報源となるでしょう。
イベントのお知らせ
新バージョンのリリースを紀念し、2024年10月18日(金)には「A‐Styleフォーラム」がオンラインで開催されます。このイベントでは、2025年度の法改正や新機能についての詳しい説明が行われます。
まとめ
ARCHITREND ZERO Ver.11は、建設業界にとっての新しいパートナーとなることでしょう。省エネ基準に対応した設計機能が充実し、業務の効率化が期待されるこの新システムは、建設業務に必要不可欠なツールとしての地位を確立することが予想されます。これにより合理的な業務運営へとつながることを期待しています。今後も福井コンピュータアーキテクトからの注目の情報を見逃せません。