書籍『緊急支援物流と道路ネットワーク』のご紹介
株式会社建設技術研究所が新たに出版した『緊急支援物流と道路ネットワーク-災害に備えるインフラ整備-』は、災害時における物流支援の重要性を説いた一冊です。本書は、困難な状況に直面した際の物流体制の整備と道路の強靱化の必要性に焦点を当てています。
物流の重要性
日常生活が便利になる中で、物流は私たちの生活を支える基盤となっています。しかし、自然災害が発生した場合、この便利さが脆弱なものとなることがあります。「兵糧攻め」ともいえる状況に直面したとき、物資の供給が途絶えてしまうリスクがあるのです。特に、過去の大規模な災害では、多くのケースで道路が破断し、スムーズな物資の輸送が行えなかった事例が数多く見られました。これらの教訓は、東日本大震災や熊本地震などからも明らかです。
強靱な道路ネットワークの構築
本書では、災害時における緊急支援物流を確保するための方策として、道路インフラの強化が不可欠であると強調されています。特に、物資を迅速に運搬できる道路の整備は、災害対応の基本ともいえるでしょう。道路が通行可能であれば、多くの支援物資が迅速に被災地へ届けられ、命を救う可能性が高まります。
研究の背景
本書の監修は、苦瀬博仁氏と江守昌弘氏が担当し、物流研究会のメンバーにより編纂されています。その研究成果を活かして、緊急支援物流と道路ネットワークの関係性について、深く掘り下げています。この書籍は、未来のインフラ整備における指針となることを目指しています。
書籍の詳細
『緊急支援物流と道路ネットワーク-災害に備えるインフラ整備-』は、大成出版社から2025年12月15日に発行予定です。定価は3,400円(税別)で、ISBNは978-4-8028-3640-1です。災害への準備は、平常時から始まります。この書籍を通じて、物流やインフラ整備の大切さを再認識し、自身の地域やコミュニティの安全を考えてみるきっかけとなることを期待しています。
さらに知りたい方へ
詳しい情報は、株式会社建設技術研究所の公式ウェブサイトでも確認できますので、ぜひご覧ください。
株式会社建設技術研究所