WeWork Japanが厚生労働省から「くるみん認定」を取得
フレキシブルオフィスを展開するWWJ株式会社、通称WeWork Japanが、独自の育児支援策を評価され、厚生労働大臣から「くるみん認定」を授与されました。この認定は、企業が育児と仕事を両立しやすい環境を整えるために実施した取り組みを基にしています。
くるみん認定とは?
「くるみん認定」は日本の法律に基づき、育児支援に積極的に取り組む企業に与えられるもので、「働きながら子育てがしやすい職場」を評価する制度です。子育てと仕事の両立を支援するための具体的な行動計画を策定し、その成果が評価されることで得られます。
WeWork Japanの具体的な取り組み
1. 育児休暇制度の強化
WeWork Japanは、男性の育休取得率を30%に、女性は100%を目指しています。この目標に向けて、育休前後のサポート体制を充実させ、育児休業前に不安を解消するための「サポート面談」を導入しました。
2. 柔軟な働き方の推進
復職後も、働き方に柔軟性を持たせるために「短時間勤務制度」を整え、従業員が子育てと仕事の両立をしやすくする環境を整備しています。また、場所や時間に制約なく働ける「フルフレックス制度」を導入し、従業員が自らのライフスタイルに合わせて働けるように配慮しています。
3. 社内での理解促進
社員の育児休業取得を促進するため、「育児休業・産後パパ育休トークセッション」を社内で行い、育休制度や柔軟な勤務形態への理解を深める場を設けています。この取り組みは、育児と仕事の両立に対する意識を高めることを目的としています。
4. 社内制度の整備
新入社員は入社初日から年次有給休暇を取得できる制度を導入し、ライフイベントに直面する際の支援を行っています。また、事前に行動計画を立て、従業員が自らの能力を発揮しながら仕事と育児を両立できる環境作りをしています。特に、企業文化の改善を目指し、継続的な制度の見直しと認知向上に取り組んでいます。
WeWork Japanの概要
WeWorkは、世界37カ国に600以上の拠点を持つグローバルなオフィスソリューションを提供する企業です。日本においては2018年からサービスを開始し、現在は約40拠点でフレキシブルオフィスを展開しています。このフレキシブルオフィスは、月単位で契約可能であり、働く人数に応じてオフィスの面積を簡単に調整できるのが特徴です。
変化を生み出すオフィスの価値
WeWork Japanは、創造性を高める空間デザインを用いたオフィスソリューションを通じ、さまざまな企業や団体が入居することで、業種を超えたコラボレーションを実現しています。「変化は、ここで創造する。」という理念のもと、今後も新たな働き方をサポートし、イノベーションを促進するオフィスの価値提供に努めていく考えです。
WeWork Japanの取り組みは、企業全体で健全な労働環境を育てることを目指す非常に意義深いものであり、今後の展開が楽しみです。また、他の企業でも同様の認定を受け、育児と仕事の両立を支援する動きが広がることを期待しています。