北陸最大級！LIDトラス工法で進化する木造大空間施設

北陸最大級の木造大空間施設「leTruss」

「leTruss（レトラス）」は、カナディアンホーム株式会社が手掛けた木造ボルダリングジムであり、北陸地域における大空間施設として注目を集めています。この施設は、特許を取得したLIDトラス工法を用いて建設されました。この工法により、従来の建築方法では実現困難だった、大きな無柱空間を持つ木造構造が可能になりました。特に、350㎡もの広さを持ち、最大で22mのスパンを確保しています。

環境への配慮

木造建築が持つ環境への利点は多岐にわたります。LIDトラス工法を使用することで、鉄骨構造に比べてCO2排出量を約40%削減することが可能です。これは、当施設の規模から算出すると、100トン以上のCO2削減に相当します。また、この施設は、高気密・高断熱処理が施されており、エアコン2台で全498㎡を快適に保つことができる省エネ設計となっています。このように自然に優しい設計が施されていることは、持続可能な社会の実現に寄与します。

多様な用途の開拓

カナディアンホームは、LIDトラス工法を活用し、今後も木造の特性を活かした様々な施設の建設を計画しています。将来的には、農業用倉庫や産業廃棄物処理所といった用途にも適した木造施設の設計を視野に入れており、これにより更なる環境負荷の削減が期待されます。

施設の詳細

「leTruss」は2023年3月25日に富山県富山市上大久保にオープンしました。このボルダリングジムは、幅広い年齢層が楽しめる施設となっており、地域住民に愛されるスポットになることでしょう。カナディアンホームが提供する新しいレジャースポットは、環境に配慮した建築技術を駆使した未来志向のプロジェクトと言えます。