障害者地域移行へ向けた勉強会のお知らせ
2023年10月19日(土)に、DPIが主催する「未来を描く、障害者の地域移行のロードマップ勉強会」がオンラインで開催されます。この勉強会は、障害者の地域生活を支援し脱施設化を進めるための重要なステップとなります。
DPI(障害者インクルーシブ社会実現)。は、2022年の総括所見を基に、地域移行に関する実践や政策立案を進めています。本勉強会では、多様な国々の脱施設化における実績や、日本における先進的な実践例をもとに、地域移行の仕組みを強化するための研究が行われます。特に、障害者が地域で自立して生活できるための制度や政策の提言活動に結びつけることが目的です。
国の動向
最近の国の取り組みとしては、2024年度に障害福祉サービスの報酬体系の改定が予定され、地域生活支援拠点の機能を強化するための制度改正が進められる見込みです。これにより、地域移行をさらに推進するための新たな仕組みが整備されることが期待されています。また、2025年度には障害者支援施設の在り方に関する検討会が開催される予定で、その準備として調査研究も活発に進行中です。
勉強会の概要
勉強会の講師には、同志社大学の鈴木良先生をお招きし、テーマは「海外と日本における障害者の脱施設化」となります。参加者は、国際的な視点を取り入れつつ、実際の地域移行の取り組みについて深く理解できる機会となるでしょう。勉強会は以下のスケジュールで進行します。
タイムスケジュール
- - 11:00 開会あいさつ
- - 11:05 講演:鈴木良(同志社大学)「海外と日本における障害者の脱施設化」
- - 12:20 休憩
- - 12:30 質疑応答
- - 13:00 終了
参加方法
参加は無料で、事前申し込みが必要です。以下のリンクから登録ができます。
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なお、オンラインフォームを利用できない方は、DPI事務局の笠柳までメールで必要事項を送付してください。必要な支援については、手話通訳や点字データなど様々なサポートがあります。
DPIの活動について
DPI日本会議は1986年に設立され、障害者の権利向上を目指す活動を広範に行っています。具体的には、国への政策提言や権利擁護活動など、多岐にわたる活動を通じて、全ての人が平等に暮らせるインクルーシブな社会実現を掲げています。この機会に、障害者の地域移行についての理解を深めるとともに、貢献できる方法を探ってみてはいかがでしょうか。