日本全国の企業や団体向けに提供される「Safe AI Gateway」が、ついに新たな機能を搭載しました。画像からテキストを生成するマルチモーダルAIの実現により、業務におけるAI活用がさらに広がります。この新機能は、ユーザーがアップロードした画像から物体、シーン、テキストなどを認識し、それに関する質問に対して迅速に回答を生成します。また、従来のテキストデータに加え、画像データを活用することにより、DX(デジタルトランスフォーメーション)の促進が一層加速します。
この機能は「Safe AI Gateway ver.3.4」として、2024年12月6日より新たに提供されます。例えば、ユーザーがある物体の名称や状態について質問した場合、AIは画像を認識し、その情報を元に返答を行うことが可能です。これにより、ユーザーはWeb検索に時間をかけず、必要な情報を即座に得ることができます。
さらに、デザインに関するフィードバックや、グラフからの傾向分析もバリエーション豊かに実施可能です。たとえば、プレゼン資料やチラシの改善点を特定したり、複数の表を比較して洞察を引き出すことも叶います。ユーザーインターフェースはシンプルで、Safe AI Gatewayの画面上で簡単に画像を添付して質問するだけで、高度なAI機能が呼び出されるので、導入も手軽に行えます。
この新機能はすべての利用プランに含まれており、追加費用が発生することはありません。ただし、画像からテキストを生成する際には利用トークンが必要になるため、事前に確認が必要です。トークン消費は利用するモデルによって異なり、日本語1文字は約1トークンとしてカウントされます。
また、ソフトクリエイトではこの新機能の具体例を交えたオンラインセミナーを開催します。生成AIの導入を検討している方や、活用の知見を深めたい方はぜひ参加してみてください。セミナーの日程は12月20日(金)14:00からで、参加申し込みはウェブサイトから可能です。
マルチモーダルAIとは、異種のデータ(テキスト、画像、音声など)を同時に理解・処理できるAI技術のことを指します。これにより、AIはより高度なタスクを効率的に処理し、実用的な応用が広がります。たとえば、画像とテキストを組み合わせたキャプション生成や、音声とテキストの統合による音声認識の精度向上などが期待されています。
「Safe AI Gateway」は、ソフトクリエイトが2024年2月にリリースした、企業向けの安全に使える生成AIです。このAIは、企業内部のファイルやデータへシームレスに学習し、安心して業務に使える環境を提供します。安全な大規模言語モデルを使用したチャット機能で、顧客のプライバシーを守るための特別な設計が施されています。
株式会社ソフトクリエイトは、40年以上の実績を持つ企業で、お客様のビジネス変革に貢献するために、クラウド、セキュリティ強化、AI・DX支援といったサービスを提供しています。全国規模で業務を展開し、常に最新の技術を取り入れてクライアントのニーズに応えています。