ハラル食品の新時代
2014-03-05 19:49:28

日本製ハラル食品の新たな挑戦、インターネット販売の幕開け

日本製ハラル食品の新たな挑戦、インターネット販売の幕開け



2023年3月4日、株式会社日本アセラル商事が日本製ハラル食品の新商品をオンラインショップ「ハラルストア」で販売開始しました。ハラルストアは、身体に優しい食品を求める多くの人々に、新たな選択肢を提供する場です。この取り組みは特に、イスラム教徒やハラル商品への興味を持つ国内外の顧客に向けて行われています。

ハラルストアの特徴と魅力



「ハラルストア」は、日本及び海外向けに、日本語と英語で情報提供を行い、オンラインでの食品購入を促進するサイトです。一般社団法人ハラル・ジャパン協会に加盟しているため、ハラル情報の収集が非常にスムーズに行える点が最大の強みです。販売されるのは日本製のハラル商品約20種類だけでなく、成分に豚由来のものが含まれていない、さらにアルコールを一切使用していない食品約300品目も取り扱っています。これにより、NPNA(ノンポーク・ノンアルコール)専門の通販サイトとして、日本市場でもトップクラスの品ぞろえを実現しました。

国際通信と配送



ハラルストアでは、国内配送のほか、EMSを利用した海外向けの宅配サービスも提供しています。初めて、マレーシア・シンガポール・インドネシア・UAE(ドバイ)の4カ国での販売が開始され、多様化する顧客のニーズに応えています。商品の配送は、大阪府堺市にある専門倉庫会社に委託し、日本国内外でのスムーズな流通を実現しました。

商品のバリエーションと将来展望



今後の展開として、ハラルストアでは醤油や酢、ポン酢、カレー粉などの調味料をはじめ、お菓子類や飲料も豊富に扱う予定です。特に、そばやうどん、パスタといった麺類、缶詰、魚の加工食品が注目商品となっています。いずれはコスメや生活用品まで品揃えを広げる計画もあり、進化が期待されます。

海外からの関心



最近の海外からの関心の高まりを受け、千葉社長は「2020東京オリンピックの招致や、和食の無形文化遺産登録により、世界中から注目が集まっています。イスラム市場は非常に大きく、世界人口の約4分の1に当たる19億人がイスラム教徒です。これに対して、日本企業が積極的に参入していく様子が見受けられます」と話します。また、訪日観光客や在日イスラム教徒に向けて、成分の詳細をしっかり開示することも重要なポイントとしています。

今後の展望



今後は、日本産の牛肉や鶏肉、和食に必要な食材のハラル商品を順次販売する予定ですが、当面は常温食品を中心とした商品の提案に注力します。また、国産のハラル和牛の販売も計画されているとのことです。2023年度には約3,000万円の売上を見込んでおり、さらなる成長が期待されます。

顧客の多様化が進む中、ハラル食品に関心を持つ方々にとって、新たな選択肢が増えることは喜ばしいニュースです。今後の展開に目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社日本アセラル商事
住所
東京都台東区上野2-12-18
電話番号
03-4577-8651

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。