ラボルとAZ-COMネットが業務提携
株式会社ラボルは、今月14日に一般社団法人AZ-COM丸和・支援ネットワークとの業務提携を発表しました。両者は、この提携を通じて運送業者へのさまざまな支援を行うことを目指しています。
提携の背景
株式会社ラボルは、フリーランスや小規模事業者向けに提供しているAIファクタリングサービス『labol(ラボル)』を運営しています。このサービスは、請求書の買取を行うもので、資金繰りの改善を図るための支援を行っています。さらに、事業費用をクレジットカードで先延ばしできる『labolカード払い』も展開しており、これらのサービスを利用することで多くの事業者が資金調達の課題を解決できるようになっています。
一方、AZ-COMネットは運送業に特化した会員制ネットワークです。加盟する約2700社の運送事業者は、経営課題を抱えており、特に人手不足や社員教育、後継者育成といった問題に悩まされています。AZ-COMネットは、これらの課題解決に向けたさまざまなサービスを提供しており、今回の提携によりさらに広範な支援が可能になります。
提携によるメリット
この業務提携により、AZ-COMネットの運送業者会員は、ラボルのファクタリングサービスを特別な割引手数料で利用することができます。これにより、新たな資金調達手段をよりお得に利用でき、経営の安定化が図れることが期待されています。また、ラボルはセレスのグループ企業として、テクノロジーを駆使した金融サービスの提供を行っており、利用者のビジネス成長をサポートします。
ラボルのサービス
『labol(ラボル)』のサービス概要としては、Webで完結する請求書買い取りファクタリングを提供しており、AIによる機械学習を活用して請求書の買い取り可否を即座に判断します。これにより、会員登録から入金完了までのプロセスをオンラインで実現し、最短30分での資金調達が可能です。利用者は手軽に資金を調達できるようになり、事業運営を円滑に行えるようになります。
また、『labol(ラボル)カード払い』は、カード決済を希望する事業者と、カード未加盟の取引先との橋渡しを行うサービスです。これにより、最大60日間の支払いの先延ばしが可能になるため、資金繰りの負担を軽減することができます。
今後の展望
今後もラボルは、利用者にとって価値あるサービスの提供を続けるとともに、テクノロジーを駆使して資金繰りの改善を図るサービスを開発していく方針です。AZ-COMネットとの連携を通じて、中小の運送業者が直面する様々な課題に対しても積極的にアプローチしていくことでしょう。
この提携がもたらす相乗効果により、運送事業者の成長が促進され、業界全体の発展に寄与することが期待されます。また、AZ-COMネットは、バラエティ豊かな経営改善プログラムや福利厚生の導入といった各種支援を行っており、ラボルの参画によってさらにサービスの幅が広がるでしょう。