千葉興業銀行がビジネスマッチングシステム「Linkers for BANK」を導入
リンカーズ株式会社による金融機関向けのビジネスマッチングシステム「LFB(Linkers for BANK)」が、このたび株式会社千葉興業銀行に導入されることが発表されました。このシステムは、地域金融機関や事業会社が取り扱うビジネスマッチングを一元管理し、商談の効率化と成約率の向上を図るために特化したサービスです。
リンカーズ株式会社は、2018年4月から「Linkers for BANK」を金融機関向けに、2021年8月からは「Linkers for Business」を事業会社向けに開始しました。これにより、地域金融機関や信用金庫といった経済の基盤を支える機関のビジネスマッチングを支援し、地方経済の活性化に寄与しています。
導入後の実績と展望
「Linkers for BANK」を導入した金融機関では、すでに約25.4万件のマッチング商談が創出されており、地域企業への商談機会の拡大が収益機会を増加させています。さらに、直近3年間の実績では、商談件数と成約件数が200%増、マッチング関連収益は450%増と大幅に成長しています。
このシステムは、リンカーズがこれまでに培ってきたマッチングノウハウを基に開発されており、これからビジネスマッチングを始めたいと考えている地域金融機関や企業にとっても利用しやすいプラットフォームといえます。実際、すでに日本全国で47の機関に導入され、各地域でのネットワークが着実に拡大しています。
また、約264万社の企業と3.3万人の行職員ネットワークとの連携により、自らのネットワークを超えて全国規模でのマッチングが可能となっている点も大きな強みです。これにより、取引先の隠れたニーズを引き出し、営業活動の効率を飛躍的に向上させることが期待されています。
今後、リンカーズ株式会社は「Linkers for BANK」のネットワークを活用し、機関間の広域連携の活性化にも力を入れていく方針です。これにより、地域金融機関が連携を深め、さらなる成長を促すことが期待されます。
リンカーズ株式会社の概要
リンカーズ株式会社は、東京都文京区に本社を置き、2011年に設立されました。ビジネスマッチング事業やリサーチ事業などを展開しており、東京証券取引所のグロース市場に上場しています。公式ウェブサイトではさらなる詳細が公開されています。
このような取り組みを通じて、地域金融機関が持つ資源を最大限に活用し、地域経済の発展に寄与していく「Linkers for BANK」の導入は、今後のビジネスマッチング業界において重要なステップとなることでしょう。