海外人事労務クラウド「AGAVE」、問い合わせ管理機能で企業の人的資本経営を支援
サークレイス株式会社が提供する海外人事労務に特化したクラウドサービス「AGAVE(アガベ)」に、新たな機能として問い合わせ管理機能が追加されました。この機能により、海外駐在員からの問い合わせを一元管理し、対応の迅速化とチーム全体の生産性向上を実現します。
従来、海外駐在員からの問い合わせは、各国の労務規定や駐在先の状況に精通した複数の担当者が対応する必要があり、時間と労力を要していました。また、情報の分散や対応漏れが発生しやすいという課題もありました。
今回追加された問い合わせ管理機能は、これらの課題を解決するために開発されました。問い合わせを集約し、内容に応じて適切な担当者に自動で振り分けることで、リードタイムを短縮し、迅速な対応を可能にします。また、問い合わせ内容や対応状況、履歴を一元管理することで、各担当者がリアルタイムで進捗を確認できる体制を整え、チーム全体での連携を強化します。さらに、対応履歴や過去の問い合わせデータを蓄積し、同様の問い合わせへの迅速な回答や問題解決に活かせるナレッジを構築することで、チーム全体の業務効率向上に貢献します。
問い合わせ管理機能の主な特長
AGAVEの問い合わせ管理機能は、以下の5つの特長を備えています。
1.
一元管理: 問い合わせを集約し、担当者に自動で割り振ることで、メールや電話を介さずに迅速な対応を実現します。
2.
カテゴリごとの振り分け: 問い合わせ内容ごとに担当者を設定し、適切な担当者に自動で配分します。
3.
出向先・出向元の情報による振り分け: 問い合わせを担当者に割り当てる際に、出向先や出向元の情報に基づいて、最適な担当者に自動で割り振りを行います。
4.
対応状況の可視化: 問い合わせステータスを「新規」「対応中」などで表示し、リマインダー機能で対応漏れを防止します。
5.
履歴管理とノウハウの蓄積: 過去の対応履歴を検索可能にし、ノウハウの蓄積を通じて業務効率の向上を図ります。
広範な活用シーン
AGAVEの問い合わせ管理機能は、駐在員からの問い合わせだけでなく、国内外の人事担当者間や、グループ会社・パートナー企業との問い合わせにも対応可能です。例えば、シンガポール拠点の駐在員からのビザに関する問い合わせは担当者Aに、オーストラリア拠点からの同様の問い合わせは担当者Bに自動振り分けられます。組織を超えた広範な活用が期待されています。
「AGAVE」について
「AGAVE」は、海外に拠点を持つ企業の人事労務管理をサポートする包括的なSaaSプラットフォームです。海外駐在員の管理をはじめ、給与計算、経費精算、各国の法令遵守支援など、多岐にわたる業務を効率化するための機能を提供しています。
AGAVEは、国内市場でも高い評価を受けており、2023年12月の東京商工リサーチの調査では、2022年9月に引き続き「導入企業国内シェアNo.1」として認定されました。2024年6月末時点で、AGAVEの契約ユーザーID数は1万人を超えており、今後も増加が見込まれています。
サークレイス株式会社について
サークレイス株式会社は、2012年に株式会社パソナグループとTquila International PTE Ltd.との合弁会社として設立され、2020年7月に「サークレイス」へと商号変更しました。2022年4月には、東京証券取引所グロース市場に上場いたしました。
自社SaaS製品およびSalesforceやServiceNowなどの主要なクラウドソリューションを活用し、お客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)、そしてカスタマーサクセスの実現に貢献しています。
まとめ
AGAVEの問い合わせ管理機能は、海外駐在員からの問い合わせ対応を効率化し、チーム全体の生産性向上に大きく貢献するツールです。企業の人的資本経営を支援し、グローバルな事業展開を加速させるための重要な役割を担うことが期待されています。