岡山大学「TEDx Okayama University」未来を広げる学生たちの挑戦

2025年6月11日、岡山大学では「2024年度岡山大学SDGs推進表彰」が行われました。その中で、学生団体である「TEDx Okayama University実行委員会」が優秀賞を受賞し、その成果を発表しました。

この表彰は、「教育」「研究」「職場貢献」「学生グループ」の4つの分野での優れた取り組みを認めるものです。今回の発表では、特に「学生グループ分野」での受賞が注目が集まりました。

TEDx Okayama University実行委員会は、国際的な舞台での価値あるアイデアを発信することを目的としており、岡山大学のグローバル・ディスカバリー・プログラム（GDP）に所属する多国籍の学生たちで構成されています。この委員会は、地域の声を集めるだけでなく、世界との結びつきを強化することを目指しています。

取り組みの背景と結果

Lin Thu Kha Htaikさん（GDP4年）は、発表の中でTED Talksの導入までの経緯を説明しました。初めて開催される四国地域での「TEDx」という大きなイベントへの誘致には、多くの試行錯誤があったと語ります。地元の関係者や大学のサポートが、この活動の実現につながったことを感謝の意を込めて報告しました。

彼女は「多くの方のサポートのおかげで、開催することができた。岡山と世界をつなぐことができたと思う」と振り返り、地域のエンパワーメントを図る活動への手応えを感じている様子を見せました。

大学の期待と今後の展望

発表を見守る中、岡山大学の菅誠治教学担当理事は、後輩たちを巻き込んだ継続的な活動への期待を語り、那須保友学長は学生たちの主体的な取り組みを称賛しました。岡山大学が目指す地域社会の持続可能性を考える取り組みは、今後さらに広がっていく見込みです。地域中核・特色ある研究大学として、大学の活動は新たなステージへと向かっています。

このような取り組みを通じて、岡山大学は持続可能な開発目標（SDGs）に向けた活動を積極的に進めています。特に「ジャパンSDGsアワード」特別賞受賞など、地域への貢献が高く評価されています。国際的な視点を持つ学生たちが集い、新しいアイデアを生み出す場として岡山大学は重要な役割を果たしています。