広告とコンテンツの連動による新しいアトリビューション・マネジメントの実現
国内初となる「パワーコンテンツ連動型アトリビューション・マネジメント」プロジェクト
2023年、株式会社デジタルインテリジェンス、株式会社インテグレート、アタラ合同会社、株式会社日本ビジネスプレスの4社が共同で、「パワーコンテンツ連動型アトリビューション・マネジメント」というプロジェクトを発表しました。この取り組みは、従来の広告だけに頼るやり方から一歩進み、コンテンツの影響をも考慮した新しいアトリビューション管理の手法を導入するものです。
アトリビューション分析とは?
アトリビューション分析は、ユーザーが広告を経由して最終的に購入や行動に至るまでの流れを分析し、各チャネルの貢献度を測定する手法です。これにより、マーケティング戦略の最適化が進みます。特に、今回のプロジェクトでは、コンテンツの影響力を活用し、より広範囲なデータを取り扱うことができる点が特徴的です。
プロジェクトの目的
本プロジェクトは次の4つのポイントを掲げています。
1. 広告とコンテンツの相乗効果を測定:広告のみならず、コンテンツがどのように消費者行動に影響を与えるのかを明確にします。
2. 新たな中間KPIの設定:マーケティングマネジメントの精度を向上させるために、新しいKPIを設け、より的確な指標を追求します。
3. コンテクストを発見:消費者の心を動かす要素を抽出し、それに基づく効果的なコンテンツの設計と制作を行います。
4. 好循環を生む仕組み:需要創出から受け取りまでのプロセスを見直し、持続的なマーケティングの良循環を生み出すことを目的とします。
プロジェクトの展開
これまで、コンテンツのポストインプレッション効果(消費者が広告をクリックせずとも、後にその商品を買うなどの行動を起こすこと)は不明瞭でした。しかし、このプロジェクトでは、ネットマーケティングの専門家たちの知見を活かし、アトリビューションの計測と分析を行います。具体的には、消費者がどのように広告やコンテンツと接触し、どのようにコンバージョンに至るのかをトラッキングします。
このプロジェクトに伴い、特に日本ビジネスプレスが提供するisMedia媒体群が大きな役割を果たすことになります。この媒体群は多様なビジネス系コンテンツを持ち、ターゲットリターゲティング広告を通じて、効果的なアプローチを実施する予定です。
マーケティング・プラットフォームの実現
今後は、インターネットマーケティング活動を一新し、より効果的な顧客獲得活動を展開していく考えです。4社が共同で開発するこのマーケティング・プラットフォームは、広告やコンテンツが持つ力を最大限に引き出し、将来的なデジタルマーケティングの進化に寄与することが期待されています。
このプロジェクトが成功すれば、広告業界全体に新しい風を吹かせることでしょう。消費者の関心を引くために、コンテンツと広告の連携による新たな道が開かれることに注目したいところです。
会社情報
- 会社名
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株式会社インテグレート
- 住所
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-20-1パークアベニュー2階
- 電話番号
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03-5771-5514