アジアのイノベーションが集結!SHIC開催
2024年12月4日、米国ボストンで初のShonan Health Innovation Conference(SHIC)が開催されました。このイベントはアイパークインスティチュート株式会社によって主催され、日本や韓国の有望なスタートアップ企業が集まり、米国のベンチャーキャピタルと直接つながる機会を提供しました。アジアのイノベーションの未来を開くこの会議には、12社の日本企業と4社の韓国企業、さらに16社の米国VCやCVCが参加しました。
アジアのスタートアップのプレゼンテーション
参加したスタートアップ企業は、自らの研究開発の成果やビジョンを米国の投資家に向けて熱心にアピールしました。各面談ブースでは、緊迫感のある雰囲気が漂い、スタートアップの代表者たちが用意したプレゼン資料をモニターに投影しながら、自社の持つ技術やサービスについて力強く語っていました。参加者の一人は「自国のVCは事業デザインやIPOの段階に焦点を当てがちだが、米国の投資家はテクノロジーの本質に迫ってくれた」と、アプローチの違いを実感していました。このような機会が、彼らのモチベーションとなったことは間違いありません。
日韓のスタートアップの魅力
また、基調講演やパネルディスカッションでは、日本のスタートアップが直面する投資環境の変化に関する情報が共有されました。武田薬品のR&DプレジデントであるAndrew Plump博士と、他の米国スタートアップのリーダーたちが登壇し、日本での研究と米国での臨床開発を結びつける重要性について語りました。彼らの経験から得られる知見は、参加者にとって非常に有意義なものであり、次なるビジネスチャンスにつながるヒントが散見されました。
SHICの成果と今後の展望
SHICの開催を通じて、アジアのスタートアップと米国の投資家との深層な関係構築が進むことが期待されます。イベントはインタラクティブな形式で進行し、リラックスした雰囲気の中で行われました。スタートアップが打ち出す革新技術の数々は、今後の医療分野における大きな革新を引き起こす可能性を秘めています。
このような試みは、アジアのスタートアップ界における国際的な連携を強化し、新しいビジネスモデルの創出を促す契機になると考えられます。今後もSHICのようなプラットフォームが続くことで、アジア発の技術が世界に広がってゆく可能性が高まるでしょう。医療革新の未来に向かって、アジアと米国の架け橋となるこの取り組みに注目です。
SHIC開催概要
- - 日時: 2024年12月4日(水)
- - 場所: 米国ボストン
- - 主催: アイパークインスティチュート株式会社
- - 参加企業: 日本からは12社、韓国からは4社、米国のVC/CVCは16社参加。
- - プログラム内容: 個別マッチングセッション、基調講演、懇親会など、充実の内容が展開されました。
アイパークインスティチュートの役割
アイパークインスティチュートは、湘南ヘルスイノベーションパークの運営を通じてライフサイエンス分野での技術交流や創出を推進しています。今回のイベントもその一環として、アジアと米国の有力企業がつながる場を提供しました。さらなる情報は公式ウェブサイトをご覧ください。