日本文化の深奥を探る「日本芸能史」講座が開講!
2025年4月14日(月)、京都芸術大学舞台芸術研究センターによる人気の公開連続講座「日本芸能史」が始まります。この講座は2002年度から続いており、毎年多くの受講者を迎えています。今年のテーマは「世界文化の中の日本文化」。このテーマに基づき、日本の伝統芸能や文化を掘り下げる非常に貴重な機会です。
講座の概要
この講座は、第一線で活躍している実演者や研究者が講師として登壇し、実演も交えながら様々な講義を行います。一般の方も参加できるため、多くの方々にとって新しい発見があることでしょう。
2024年度の内容として、鶴澤津賀寿さん(人間国宝)や竹本京之助さんによる「義太夫」など、興味深いプログラムが計画されています。
世界文化の中の日本文化
田口章子教授の企画・コーディネートで進むこの講座は、日本の文化がどのように形成されてきたのかを考えさせる内容です。大地の女神への信仰から始まった文化が、時代の流れとともにどのように変化したのか、その過程に日本の特異性が潜んでいます。
日本は「脱亜入欧」の時代を経て、西欧近代文化を追いかける中で、独自の地母文化を守り続けました。この文化が世界にどのような影響を与えるのか、講座を通じてその視点を学ぶことができるでしょう。
具体的な講座プログラム
毎週月曜日の15:40から17:20に開催され、全14回にわたるプログラムが用意されています。春期から冬期まで、幅広い日本の芸能や文化について学ぶことができます。たとえば、4月14日には「日本近代の苦悩」をテーマに諏訪春雄さんが講義し、続いて名人からの琵琶演奏が楽しめる機会も用意されています。
他にも、アニメーション、狂言、日本舞踊など多様なジャンルの講演が行われます。それぞれの講師が自身の専門知識を活かし、興味深い実演を行うことで、受講者に強い印象を与えることでしょう。
受講料と申し込み方法
受講を希望する方のために、受講料は非常にリーズナブルに設定されています。前期の通し受講(全14回)は16,000円、春または夏の前半・後半(各7回)は10,000円です。申し込みは、劇場のオンラインチケットストアや郵便振替で可能。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。
京都芸術劇場について
京都芸術劇場は、2001年から運営されており、舞台芸術を通じて日本の伝統と創造を広く発信しています。春秋座とstudio21という異なる空間から成り立ち、さまざまなジャンルの舞台に対応できる劇場施設が整っています。詳しい情報は劇場のウェブサイトやSNSでご確認いただけます。
この講座では、受講者一人ひとりが日本文化に触れ、深い理解を得ることが期待されます。ぜひ参加して、新しい世界を一緒に体験してみませんか?