テラスカイ、Elements.cloudの国内独占販売契約締結
株式会社テラスカイが、米国サンフランシスコに本社を持つQ9 Elements, Inc.(以下、Elements社)との間で、チェンジインテリジェンスプラットフォーム「Elements.cloud」(エレメンツ・ドット・クラウド)の日本国内における独占販売契約を締結しました。この契約により、テラスカイは日本市場において初めてElements.cloudを販売する企業となります。
Elements.cloudとは
Elements.cloudは、Salesforce組織を最適に管理するためのプラットフォームであり、企業が抱えるさまざまな複雑な問題を解決するために設計されています。このプラットフォームは、Salesforce上の設定やメタデータ、利用状況を包括的に可視化し、予測不可能なエラーやコンプライアンスリスクを低減する役割を果たします。
特に、大規模なSalesforce組織を運用し、部門横断的な開発や新機能の頻繁な追加が求められるエンタープライズ企業にとっては、非常に有用なソリューションです。Elements.cloudを導入することで、企業はSalesforceの健康状態を維持・向上し、その効果を最大限に引き出すことが可能になります。
契約の背景
最近、日本国内においてSalesforceの導入が進む中、織りなす組織の複雑化が顕在化しています。企業がますます大規模にSalesforceを活用することで、変更時の影響範囲を特定することが困難になり、未使用の項目や設定が蓄積されることがあるため、開発コストの増加や運用スピードの遅延を招いています。
これらの問題を解決するために、テラスカイは信頼性の高いElements.cloudを日本市場に導入することを決定しました。テラスカイは、Salesforceのライフサイクル管理やクラウドガバナンスの分野で高い評価を受けており、今後はこのプラットフォームを活用して企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートしていく予定です。
テラスカイのDX支援への取り組み
テラスカイは、企業のDXを支援するため、Salesforce開発の内製化を早期から促進してきました。特に、Center of Excellence(CoE)組織の設立や運営の支援を行い、内製化やDevSecOpsを推進するためのソリューションを強化しています。豊富な経験と実績をもとに、Elements.cloudを活用して、日本企業のDevSecOpsとDXの推進を一層強化する方針です。
海外の視点
Q9 Elements, Inc.のCEOで設立者のIan Gotts氏は、日本のエンタープライズ企業がSalesforceの改修や再構築を進めるにあたって、管理体制の強化や可視化の重要性が高まっていると強調しています。また、信頼できる地元パートナーとしてテラスカイと連携し、日本市場でのビジネス成長をサポートする意義を訴えています。
テラスカイの代表取締役CEOの佐藤秀哉氏も、Elements.cloudの導入が顧客のDX推進に貢献すると確信しています。このプラットフォームを通じて、Salesforceの導入から開発、運用まで一貫して支援し続けると述べています。
Elements.cloudの主な機能
Elements.cloudは、Salesforce組織を最適に管理するためのツールとして、以下の機能を提供します。
- - Change Intelligence Platform: 組織全体を管理し、迅速かつ確実な変更を実現し、リスクを低減。
- - Process Configuration Mining: メタデータや依存関係、ユーザアクセスを可視化し現状把握と改善点を発見。
- - Elements for Agentforce: 信頼性の高いAgentforceの構築を迅速化。
- - Elements for CPQ: CPQの効率化を図り、正確な見積もりを生成。
テラスカイは今後も、こうした技術を活用して企業のDXを推進し、日本市場でのSalesforce活用を進めていきます。