ブレインパッドが提供する「Brandwatch Consumer Research」がBlueskyに対応
株式会社ブレインパッドは、東京都港区を拠点とする企業で、データ分析とAIの活用によるリーディングカンパニーとして知られています。同社が提供するソーシャルアナリティクスプラットフォーム「Brandwatch Consumer Research(BCR)」は、新たに分散型SNS「Bluesky」に対応したことを発表しました。この取り組みにより、データ取得や分析機能はもちろん、ファイアホースAPIへのアクセス機能も強化されました。今回の機能追加で、日本でも利用者が急増している「Bluesky」上で発信される何百万もの会話への参加が可能となりました。
企業の広報やマーケティングに新たなチャンス
「Bluesky」に追加されるデータは、企業がオンライン上での顧客の声をより多角的に捉える手助けとなります。これにより、ブランドの健康状態のモニタリングや最新の消費者トレンドの発見が、より高精度で行えるようになります。具体的には、次の2つの大きなポイントが挙げられます。
1. リアルタイムに近い形での投稿やコメントの追跡が可能
2. 「Bluesky」と他の主要なソーシャルネットワークのデータを統合し、市場全体の動向を一つのダッシュボードで分析
Blueskyの成長と戦略的な優位性
「Bluesky」は、2025年1月には全世界のユーザー数が3,000万人を突破する次世代SNSとして注目されています。2024年10月には、日本国内で最もダウンロードされたソーシャルメディアアプリの一つとなり、ユーザーの獲得を続けています。特に注目すべきは、Blueskyのユーザーが主に若年層で構成されており、彼らは新しいデジタル行動や文化トレンドの最前線にいる「イノベーター」や「アーリーアダプター」とされています。
このため、マーケターやリサーチャーはBlueskyユーザーの動向を把握することで、流行が主流になる前に新たなトレンドを発見し、競争優位性を持つことができます。加えて、日本市場におけるトレンドだけでなく、海外市場にも視野を広げることが可能になります。
BCRの活用シーン
1. ブランドマネジメント
消費者が自社ブランドや製品について何を語っているかをリアルタイムで把握し、競合との差別化に役立てられます。
2. 市場調査
業界における重要な議題や会話を特定し、消費者の意識がどう変化しているかを分析することで、新しいトレンドを掴むことができます。
3. トレンド分析
自社ブランドに関連するトピックについての議論を確認し、データを時系列で分析することで包括的なインサイトを得られます。
4. キャンペーン効果測定
自社製品への言及やエンゲージメントの変化を可視化し、より効果的なマーケティング施策を展開できます。
5. クライシス・マネジメント
潜在的な問題を早期に察知し、迅速に対応できる体制を整えられます。
関係者のコメント
「Brandwatch」はこの1年間で新データソースの追加を進めており、「Bluesky」の対応もその一環です。日本の急成長SNSを分析することで、クライアントにはアーリーアダプターが牽引する新たなトレンドを早期発見してもらえるよう努めています」と、株式会社ブレインパッドのプロダクトユニットマネジメントリードの木部勝氏は述べています。
今後の展望
本機能の導入により、デジタルマーケティングの現場に新たな風が吹き込むことが期待されます。ブレインパッドは、クライアントのニーズに応じたデータ分析の提供を続け、さらなる成長を目指します。
会社情報
株式会社ブレインパッドは、2004年に設立され、日本におけるデータとAI活用のリーディングカンパニーとして、その名をご存知の方も多いはず。データ分析、コンサルティング、人材育成、SaaSといったサービスを提供し、1400社以上の企業の価値向上に寄与しています。データ活用を通して企業の経営改善を実現しています。