武蔵野美術大学の新しい挑戦、ムササビブックス
武蔵野美術大学が提案する新たな出版レーベル「ムササビブックス」が誕生しました。初めての書籍として、アートな絵本『MIX MIX』が登場します。この絵本は、tupera tuperaの亀山達矢さんと、大原大次郎さんのスペシャルコラボレーションによって制作されました。
絵本『MIX MIX』のスタイル
本書の最大の特徴は、29,791通りの組み合わせが楽しめることです。この絵本は、ページを3分割したスタイルで構成されているため、読者は絵と文字を自由に組み合わせることができます。たとえば、「ピ・エ・ロ」や「バ・レ・リーナ」といったキャラクターをミックスすることで、新たなキャラクターを生み出すことができます。これにより、子供から大人まで、様々な楽しみ方が提案されています。
装丁についても特筆すべき点があります。スイス装と呼ばれる特別な製本技法を採用しており、ページが180度フラットに開くため、ページを自由にシャッフルして楽しむことができます。使用されている紙は厚手のボール紙で耐久性があり、何度もめくる感触が心地よい仕上がりになっています。
著者プロフィール
tupera tupera
tupera tuperaは、亀山達矢さんと中川敦子さんによるアーティストユニットです。絵本やイラストを中心に、テレビや舞台、空間のアートディレクションなど、幅広い分野で活動しています。彼らの作品は海外でも翻訳され、多くの国で親しまれています。特に『わくせいキャベジ動物図鑑』は、日本絵本賞大賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
大原大次郎
大原大次郎さんは、グラフィックデザイナーとして活躍しており、タイポグラフィに強みを持っています。彼は自身の手法で新たな造形感覚を追求し、多くのワークショップも行っています。受賞歴も豊富で、JAGDA新人賞や東京TDC賞を受賞しています。彼の著書や共同製作も多くの人々に評価され、影響を与えています。
絵本づくりへの情熱
亀山さんは、母校である武蔵野美術大学で新たに立ち上げられたムササビブックスからの初作品として『MIX MIX』を作れたことに大きな喜びを感じているそうです。彼は、編集や印刷、製本に関わった多くの人々の協力があって素晴らしい作品に仕上がったと語っています。子供から大人まで、すべての人にこの絵本の楽しさを届けたいという思いが込められています。
一方で大原さんも、この作品が不思議な巡り合わせで生まれたものであると感じており、ページがめくれるごとに新たな発見がある楽しさを強調しています。
イベント情報
この絵本の刊行を記念して、代官山蔦屋書店でトークイベントが開催されます。日時は2026年10月1日(木)19:00からで、tupera tuperaの二人と大原大次郎が登壇します。このイベントでは彼らの創作についての話が聞ける貴重な機会となっています。
さらに武蔵野美術大学美術館・図書館では、「MIX WORKS」という展覧会も予定されており、tupera tuperaの全領域の仕事が展示される予定です。特に『MIX MIX』の原画も見ることができる貴重な機会となるため、ぜひ足を運びたいですね。
ムササビブックスについて
ムササビブックスは、アートの新しい可能性を追求するレーベルです。色、形、線、文字など、様々な素材が交わり合う場を提供しています。彼らは、創造的な探求を通して、新たな作品が生まれることを願っています。まだ名前のない作品や、思いがけない出来事を通じて、一人ひとりが新しい視点で世界を見つめなおすきっかけを提供しています。
結論
このように『MIX MIX』は、単なる絵本にとどまらず、様々な楽しみ方を提供するアートの作品です。武蔵野美術大学の新たな試みともなっているため、今後の活動にも大いに期待が寄せられます。手に取ることで、想像力をかきたてられることでしょう。