ストックマークと産総研、共創プロジェクトを開始
2025年度より、ストックマーク株式会社と産総研グループが新たな「共創プロジェクト」に着手します。このプロジェクトは、ビジネス現場で有効なアイデアを創出可能な「自律型アイデア発想AIエージェント」の開発に特化した調査研究を進めるものです。不況や環境変化が激しい現代において、迅速かつ実行性の高いビジネスプランが求められる中、新たな知見をふまえた技術革新を目指します。
共同研究から共創へ
これまでの共同研究で、両者は多くの成果を収めてきました。文書要約技術から始まり、今ではAIによるビジネスプランの具体的な提案が可能な「AIエージェント」に進化しています。本プロジェクトでは、人間の高度な知的創造力を模倣し、実用的なアイデアを生み出すことを目指します。それにより、知識探索や文章生成を超えた創造的活動への展開を図っています。
また、ストックマークの生成AI技術と産総研の研究資源を融合させることで、より先進的なLLM(大規模言語モデル)の開発を進め、新しいビジネス事例を創出予定です。両者はともにオープンイノベーションのパートナーとして、社会実装に向けた研究を推進します。
高度なアイデア発想プロセス
本プロジェクトでは、発想する「発想エージェント」と、そのアイデアの実行可能性を評価する「評価エージェント」の2つの役割を持つAIを構築します。これにより、アイデアの創出と評価を相互に行い、健全なビジネスプランの策定を行うことが可能です。単独のAIエージェントに依存するのではなく、複数のAIエージェントによる「マルチAIエージェント技術」を活用して、高い厳密性を持つアイデアを導き出すことが目指されます。
過去の成果と進化
これまでのストックマークと産総研の取り組みは実を結んでいます。2023年には、ビジネス文書から高精度な質問と回答を自動生成する「QA自動生成技術」を確立し、国際会議で発表されました。また、日本のビジネス文脈に特化したLLM「Stockmark-13b」を開発し、ビジネスドメインにおける高い精度を実現しました。さらに、ポストコロナの状況に応じて、最新の情報を学習し続ける「継続学習」技術を基に、常に高い知識レベルを維持することに成功しました。
将来への展望
今後、共創プロジェクトを通して、企業の独自技術や市場環境に即した実現性の高いビジネスプランを導き出す技術が確立されるでしょう。得られた知見はストックマークのプロダクト「SAT」に迅速に反映され、企業の戦略立案や新規事業創出に役立つであろうことが期待されます。
また、産総研グループの広範なネットワークを活用し、国内外の主要学会での成果発表やワークショップを通じた知見の共有を行います。これにより、AIエージェント技術の社会実装が更に加速され、日本全体におけるイノベーションの創出ペースを向上させることも目指しています。
ストックマークについて
ストックマーク株式会社は、東京都港区に本社を構え、企業のナレッジマネジメントや生成AIの業務適用を支援するサービスを展開しています。公式ウェブサイトは
こちらです。