子どもの虐待を防ぐために、ふるさと納税型クラウドファンディングが始動

フローレンスとふるさと納税型クラウドファンディングの開始

2025年10月15日、認定NPO法人フローレンス（東京都千代田区、代表理事：赤坂緑）は、東京都渋谷区を舞台にした5,000万円規模のふるさと納税型クラウドファンディングを開始します。このプロジェクトは、親子の孤立を減らし、こどもの虐待を防ぐための重要な試みです。寄付受付は2025年10月15日から12月31日までの期間中に行われます。

日本の児童虐待の現状

日本では、こどもが虐待によって命を落とす悲劇が続いています。2023年には、虐待相談件数が22.5万件を超え、48人のこどもが虐待により命を絶ちました。この状況を受け、フローレンスは虐待を未然に防ぐため、問題を抱えた家庭に向けた支援の重要性を訴えています。

ふるさと納税がもたらす支援

今回のプロジェクトの主な目的は、孤立した子育て家庭への直接的な相談支援を提供することです。有資格の専門相談員が、困窮する家庭に対して、有効な支援を行います。フローレンスは、2022年にこの相談支援事業を開始し、これまでに15,564世帯をサポートしてきました。

寄付金の活用は以下のように計画されています。

1. 相談支援の実行：4,000万円
高い専門性をもつ相談員による支援活動を展開し、研修や育成に必要な費用を賄います。公認心理師や社会福祉士などが対象で、対面やオンラインによる支援を行います。

2. 事業運営、企画推進：800万円
支援物資配布イベントの企画運営や、支援活動の拡大に向けた自治体との連携を進めます。

3. 諸経費：200万円
緊急物資支援の購入費や、相談業務に必要な情報システムの運用費用を含みます。

フローレンスのビジョン

フローレンスは、こどもたちが自然に成長できる社会を目指し、政策提言から文化創造まで様々な活動を展開しています。2004年の設立以来、「おうち保育園」モデルや障害児保育事業など、社会課題の解決に向けた取り組みを積極的に行っています。

このふるさと納税型クラウドファンディングを通じて、さらなる支援の充実を図り、親子のより良い未来を実現するための活動を推進していく計画です。これからの日本において、こどもたちの未来を守る重要な一歩となるでしょう。

まとめ

フローレンスの「親子の孤立をなくし、こどもを虐待から守るプロジェクト」は、多くの支援者の力を必要としています。ふるさと納税という形での寄付は、寄付者にとっても社会貢献を実感できる貴重な機会となるでしょう。目標金額は5,000万円。募金が、未来のこどもたちを守るための大きな力となります。ぜひご参加ください。

寄附は、特設サイトから受け付けています。