火災保険契約者の圧倒的多数が選ぶ「一括払い」の実態分析
Mt.flowers株式会社が運営する火災保険一括見積もりサービス「wismoney」は、2024年9月から2025年8月までの火災保険成約データを基に、契約者の支払い方法と契約期間に関する分析結果を発表しました。この調査からは、火災保険契約者の約80%が「一括払い」を選んでいるという驚くべき実態が明らかになりました。
支払い方法に見る選択肢の傾向
この調査によると、支払い方法は以下のように分類され、一括払いが圧倒的に主流であることがわかりました。
- - 一括払い:79.2%
- - 年払い:14.5%
- - 月払い:6.3%
火災保険において一括払いを選ぶ人々は、保険料をまとめて支払うことで割安感を得たり、支払いを忘れない安心感を求めていることが伺えます。特に物価が上昇している中で「先に払って安心を確保する」という心理が、消費者の選択を後押ししていると考えられます。
契約期間の二極化
契約期間については、最も多いのが「1年契約」で50.9%、次いで「5年契約」が36.5%を占めており、二極化の様相を呈しています。具体的な内訳を見てみると、以下の通りです。
- - 1年契約:50.9%
- - 5年契約:36.5%
- - 2年契約:10.7%
- - 3年契約:1.9%
2022年に制度改定が行われ、「10年契約」が廃止されたことが、この契約期間の変化に影響を与えています。1年契約が主流になる一方で、長期的な安心を求める人々が5年契約を選んでいる状況が見られます。
支払い方法と契約期間のクロス集計
さらに、支払い方法と契約期間を組み合わせたクロス集計結果も興味深いです。
- - 1年契約 × 一括払い:44.0%
- - 5年契約 × 一括払い:24.5%
- - 5年契約 × 年払い:11.3%
- - 月払いは主に1年契約に集中し、5.7%というデータです。
ここから、契約者は「短期での安心更新」と「長期での安定保障」を意識して、選択肢を吟味していることが伺えます。「1年契約 × 一括払い」を選ぶ層は、即効性・短期更新の安心感を重視しており、逆に「5年契約 × 一括/年払い」を選ぶ人々は長期的な視点での安心を求めていることが分かります。この選択は、家計の運営やライフステージによる合理的な判断が色濃く反映されています。
まとめと今後の動向
火災保険の10年契約が廃止された影響も見受けられ、「1年契約 × 一括払い」が圧倒的に主流となりました。しかしながら、一定数の契約者は長期的な安心を求めて5年契約を選んでおり、短期と長期の選択肢が共存する形になっています。
今回の調査結果は、火災保険の契約形態が制度改定や家計意識の影響を受けていることを示しています。短期か長期、そして一括か分割かといった選択は、今後の経済状況や制度変更によっても変化していくでしょう。火災保険の選び方は、利用者自身の生活設計や家計戦略を映し出す鏡として、これからも注目され続けるでしょう。
調査概要
- - 調査対象: wismoneyにおける火災保険成約データ
- - 調査期間: 2024年9月〜2025年8月
- - 集計方法: 成約時に登録された支払い方法と契約期間を分類
【wismoney(ウィズマネ)火災保険】
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【会社概要】
- - 会社名: Mt.flowers株式会社(フラワーズ)
- - 所在地: 東京都江東区
- - 事業内容: wismoney火災保険の企画・運営
- - URL: mt-flowers.co.jp