教育の新たな扉を開く協定締結
2015年7月18日、東京電機大学と鷗友学園女子中学高等学校は、中高大連携に関する協定を結ぶことが決まりました。この協定により、両校はこれまで以上に教育の接点を深め、中高生が未来を見据えた学びを得られる機会を提供していきます。
目指すもの
本協定の主な目的は、教育に関する交流を通じて中高生の視野を広げ、学習のモチベーションを高めることです。また、中学校、高等学校と大学の相互理解を深め、双方の教育活性化を促進しようとしています。
鷗友学園女子中学高等学校の教育理念
鷗友学園女子中学高等学校は、リベラルアーツを重視し、STEAM(科学・技術・工学・アート・数学)教育の実学を尊重した教育体制を整えています。特に、教科の横断的な学びを取り入れることで、生徒たちに文理を超えた広い視野を提供し、その結果、教科の枠にとらわれない柔軟な思考を育成しています。
この協定締結の前には、すでに同校での実習講座で東京電機大学の教員が助言や支援を行ってきました。今後は、出張授業やワークショップ、探究活動を通じて、さらに密な連携が進められる予定です。
協定の具体的内容
東京電機大学と鷗友学園女子中学高等学校の連携内容は以下の通りです。
1.
教育情報の交換と相互理解の促進: 双方が持つ教育資源をフルに活用しながら、必要な情報及び意見の交換を行います。
2.
出張講義及びワークショップの実施: 東京電機大学の教員が直接鷗友学園に訪れ、中高生を対象にした講義や実践的なワークショップを実施します。
3.
探究型授業の指導: 生徒の自主性を大切にし、東京電機大学の教員が探究型授業の模索や指導にあたります。
4.
その他の連携: 協定の目的達成に必要なあらゆる形での連携を実施します。
東京電機大学の取り組み
理工系教育の発展を目指し、東京電機大学は「実学尊重」を建学の精神とし、知識の習得と実践的な経験の両方を重視するハンズオン型の教育に力を入れてきました。中高大の接続を意識したプログラムの開発を進めつつ、2024年には中高大連携事務局を設立しました。特に、理工系分野への興味を醸成し、進学支援を行うことが求められています。これにより、理工系の分野に進む女子生徒の増加を促進しています。
これまでにも、東京電機大学は豊島岡女子学園中学校・高等学校や多摩科学技術高等学校といった教育機関との連携を強化してきました。そして、今回の協定締結は、特に先進的な理数教育を実施している鷗友学園女子中学高等学校との重要な一歩となります。
結語
東京電機大学と鷗友学園女子中学高等学校の新たな協定は、学びの新境地を切り開く重要な取り組みです。この連携を通じて、次世代を担う若者たちに対する理工系教育の充実が期待されており、学びの可能性を無限に広げていくことでしょう。
お問い合わせ先
東京電機大学 中高大連携事務局
担当:高村・田丸
TEL: 03-5284-5202
FAX: 03-5284-5240
Email:
[email protected]
住所: 東京都足立区千住旭町5番