株式会社ニジュウロクド、ショート動画制作支援に資金調達を実施
株式会社ニジュウロクド(本社:東京都渋谷区)は、シードラウンドにおいて5,000万円の資金調達を行ったことを発表しました。引受先は株式会社ファンコミュニケーションズで、今回の調達によって生成AIを活用し、低コストで高CVRを実現するショート動画制作体制の構築を目指します。
動画×コマース市場の急成長
現在、TikTok Shopを起点にショート動画とEC(電子商取引)が直結する市場が急激に成長しています。この背景には、視聴者とのインタラクションを重視したライブコマースや、トレンドの変化に即応する動画制作のニーズがあることが挙げられます。ニジュウロクドは、独自の「コンテンツ起点の購買支援モデル」を通じて、さまざまな成功事例を積み上げています。
具体的には、大手化粧品メーカーにおいてPR型ショートドラマが1,600万回再生され、大手美容液ブランドでは月間800件のコンバージョンを獲得しました。また、D2Cスキンケアブランドは、コンテンツ配信を通じて月商が2,000%増加し、不動産査定サービスでもショートドラマ型広告によって顧客獲得単価(CPA)を50%削減することに成功しています。
今後の戦略
ニジュウロクドは、ショートドラマ制作やライブ販売、KOL(Key Opinion Leader)との連携、PDCA(Plan-Do-Check-Act)改善のノウハウを、SaaSモデルとして提供していく方針です。これにより、D2Cブランドのスピーディーな立ち上げおよび持続的な成長を支援し、商品開発から販売支援までを一貫して行う“クローズドループ型支援モデル”を実現しようとしています。
この新たなビジネスモデルにより、国内外の支援可能ブランド数の大幅な拡大を図る計画です。
出資企業のコメント
ファンコミュニケーションズの代表取締役社長二宮幸司氏は、日本における動画×コマース市場はまだ成長していないとの見解を示し、特にTikTok Shopの進出を受けて、この領域の成長が期待されているとしています。また、宮澤一博氏の中国市場に関する分析力や仮説の実行力について高く評価しており、ニジュウロクドとの共同開発を楽しみにしていることを語っています。
代表者プロフィール
宮澤一博氏は、日本と中国を行き来しながら育ち、多角的な視点を持つ起業家です。慶應義塾大学在学中にSNSメディア事業を立ち上げるなどの実績があり、現在は次世代型のコンテンツコマース企業の構築を目指しています。テクノロジーとクリエイティブを融合させたビジネスモデルの確立に注力しています。
会社概要
- - 会社名:株式会社ニジュウロクド(26°C)
- - 設立:2020年6月26日
- - 所在地:東京都渋谷区神宮前3丁目42-11グンジビル203
- - 代表者:宮澤一博
本件に関するお問い合わせは、ニジュウロクドの公式Eメール(
[email protected])まで。