新潟青陵学園におけるユニウェブ導入の経緯
新潟県新潟市に位置する学校法人新潟青陵学園は、社会課題の解決をビジョンに掲げ、ウェブサイトのアクセシビリティ向上に向けた取り組みを進めています。この度、株式会社Kivaが提供するウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」の導入が決定しました。
ユニウェブとは何か
「ユニウェブ」は、すべての人がウェブサイトを問題なく利用できることを目的としており、特に高齢者や障害を持つ方に配慮した機能が盛り込まれています。新潟青陵学園の公式サイトや関連サイトには、ユニウェブのアイコンが右下に設置されていて、このアイコンをクリックすることで、音声読み上げ機能や画面のコントラスト切り替えが可能となります。
この機能を導入することにより、視覚に障害のある方や体の一部に障害がある方でも、情報を正確に得ることができるようになります。これは、単にアクセシビリティを向上させるだけではなく、全ての利用者に平等な情報提供を実現するための重要な一歩です。
導入の目的
新潟青陵学園は、2040年に向けたビジョンとして、地域社会の課題解決の拠点を目指しています。そのためには、多くの方々にアクセスしやすい情報提供が必要です。Kivaと知り合ったことをきっかけに、双方の理念が重なったため、ユニウェブの導入を決めました。この取り組みにより、今後も多くの方に学園を知ってもらい、より多くの接点を持つことができると期待されています。
ウェブアクセシビリティの重要性
高齢者や身障者だけでなく、怪我や一時的な病気で困難を抱える人々にとって、ウェブサイトへのアクセスは重要な意味を持ちます。年齢や状態にかかわらず、誰もが正常に情報を得る権利があるため、アクセシビリティの向上は社会全体のための大事な施策です。
例えば、70代後半の多くの方が抱える白内障などの視覚障害や、外国人旅行者の日本語理解の難しさなど、様々な状況に対応しています。ユニウェブの導入によって、こうした問題が少しでも解決されることを願っています。
学校法人新潟青陵学園の未来
新潟青陵学園は、ソーシャルイノベーションの拠点を目指す中で、今後もウェブアクセシビリティの向上に取り組む意向を示しています。地域から求められる存在として活動するため、2025年度には「ソーシャルイノベーションセンター」を設立し、地域と連携して課題解決を進めていく方針です。
学園が目指す「人と社会がともに奏でるスクエア」というビジョンを実現するために、今後も多様な人々のための取り組みを続け、障害を持つ方々をはじめとする、すべての人が気軽に利用できるウェブを提供していくことが期待されています。
まとめ
株式会社Kivaのユニウェブの導入は、新潟青陵学園にとって大きな一歩です。全ての人が平等に情報を得られる環境を整えることで、社会課題の解決に向けた地道な努力を重ねていくことにより、より良い未来の構築を目指します。
今ようやく始まったこのプロジェクトが、地域全体にとっての良い影響を与えることを期待し、実現に向けた取り組みを注視していきたいと思います。