愛犬の「噛む」行動、実は幸福のサイン?イヌパシーが明らかにする驚きの真実
近年、愛犬との絆を深めるための様々な取り組みが注目されていますが、その中でも「愛犬の感情理解」は重要なテーマです。この度、愛犬の感情分析デバイス「イヌパシー」を開発する株式会社ラングレスが、噛むおやつのパイオニアであるDINGOを提供するスペクトラムジャパン株式会社との共同プロジェクトで、愛犬の「噛む」行動における感情変化を分析しました。
プロジェクトでは、30頭の愛犬とその飼い主が参加し、日常生活における様々な場面での感情データを収集。イヌパシーを用いて、愛犬の心拍を分析することで、喜び、興奮、リラックス、ストレスなどの感情状態を詳細に可視化しました。
噛むことで高まる幸福度と集中力
分析の結果、驚くべき事実が明らかになりました。それは、愛犬が「噛む」行為を通して、幸福度と集中力を高めているということです。
これまで、しつけの対象として扱われがちだった「噛む」行動ですが、本プロジェクトでは、それが愛犬の本能的な欲求を満たす行為であり、適切な噛むおやつを提供することで、幸福度が大幅に向上することが明らかになりました。
特に、長時間楽しめる牛皮ガム(DINGO)を与えた際には、愛犬の幸福度が持続的に上昇し、集中力も高まるという結果が得られました。これは、噛む行為が愛犬の精神的な充足感に繋がり、ストレス軽減にも効果があることを示唆しています。
飼い主との遊びは愛犬のストレス解消に効果的
一方、飼い主との遊びでは、愛犬のストレス値が低下する傾向が見られました。これは、愛犬が飼い主との信頼関係を築くことで安心感を得ていることを示しています。飼い主との遊びは、愛犬にとってストレス軽減効果だけでなく、絆を深めるための大切な時間であると言えるでしょう。
個別分析でわかる「うちのこ」の個性
本プロジェクトでは、個々の愛犬の感情データに基づいた個別分析も実施されました。その結果、それぞれの愛犬が持つユニークな特性が明らかになり、飼い主は愛犬の新たな一面を発見することができました。
例えば、ある愛犬は、噛むおやつを与えられた際に、他の愛犬よりも興奮度が高まることがわかりました。これは、その愛犬が「噛む」行為に対して非常に強い興味を持っていることを示しており、飼い主はそれを理解することで、愛犬とのコミュニケーションをより深めることができます。
愛犬との生活を豊かにする新しい発見
本プロジェクトを通じて、多くの飼い主が愛犬との関係に新たな視点を持ち、日々のケアやコミュニケーション方法を見直すきっかけを得ました。
愛犬の感情を理解し、適切なケアや環境を提供することで、愛犬はより健康で幸せな生活を送ることができると考えられます。
ラングレスは、今後も「イヌパシー」を活用し、愛犬の感情をより深く理解するための研究を継続していくことで、愛犬と飼い主の双方にとってより豊かな生活を実現することを目指しています。