Formlabsの新材料
2025-11-14 11:06:42

Formlabsが新たに熱可塑性プラスチックに匹敵するSLA材料を発表!

Formlabsの新しい革新がもたらす未来



3Dプリントの世界で、Formlabsがまた一歩先へ進んだ。2025年11月13日、同社は次世代のSLA光造形用材料であるTough 1000レジンとTough 2000レジンを発表した。これにより、製品用途での量産手法がさらに現実味を帯びてくる。

これまでのレジン市場に革新をもたらすToughレジンファミリーの新素材は、強靭さと回復力に優れ、過酷な環境下や衝撃、繰り返しの摩耗にも耐えられる性能を持つ。これにより、Form 4シリーズの3Dプリンターを使用して、高精度なディテールとダークでマットな仕上がりで製作できる。

Toughレジンファミリーの概要


Toughレジンファミリーは、以下の3種類のレジンで構成されている:
  • - Tough 1000レジン:最も高い靭性と延性を持ち、HDPE(高密度ポリエチレン)に匹敵する。
  • - Tough 1500レジン:適度な剛性とコンプライアンスを併せ持ち、ポリプロピレンと同等。
  • - Tough 2000レジン:最高の強度と剛性を誇り、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)に相当。

これにより、ユーザーは従来の素材に比べ、より強力で多目的な部品を3Dプリントで製作していける可能性が広がる。

実証された成果


アーリーユーザーたちの声を聞くと、すでに新しいToughレジンの優れた耐久性を実感している企業が多い。たとえば、Cool Machinesの製図工兼メカニカルデザイナー、アダム・ウォーレン氏は、「Tough 1000レジンは氷点下での過酷な耐久試験にも耐え、しっかりと役立っています。」と語る。

Form Cure L V2で二次硬化を高速化


また、Formlabsは新たな大容量二次硬化装置であるForm Cure L V2も発表した。この装置は、Form 4Lなどの大容量SLAプリンタで作成されたパーツの二次硬化を60秒以内に完了でき、大型部品の効率的な製作が可能になった。

「エンジニアリング用レジンを短時間で硬化できたため、工数を大幅に削減でき、迅速な納品が可能になりました。」とRadio Flyerの製品開発エンジニア、アゴスティーノ・ロベロ氏は言う。

PreFormでの新機能がワークフローを改善


さらに、PreFormの最新バージョンでは新機能が追加され、ユーザーはより簡単に材料のサポート材を生成したり、CADデータのインポートが迅速化されたりして作業効率が向上している。

これらの新機能により、ユーザーはサポート材生成やパッキングにかかる時間を削減し、より重要なデザインや問題解決に集中できるようになっている。

Formlabsの未来


Formlabsは、誰もが簡単にものづくりができる世界を目指しており、米国マサチューセッツ州サマービルに本社を構える。世界中でエンジニアやデザイナー、メーカーに向けて工業品質の3Dプリンタを提供し、その影響力を拡大している。さらなる進化を続けるFormlabsの今後にますます期待が高まる。

詳しくはFormlabsの公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
Formlabs株式会社
住所
東京都品川区北品川 3-6-9Ubiz 品川1階
電話番号
03-6718-4004

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