呉市の次世代モビリティ
2025-12-15 10:08:27
広島県呉市における次世代モビリティの交通社会実験が始まる
広島県呉市の次世代モビリティ導入に向けた交通社会実験
広島県呉市では、次世代モビリティの導入に向けた交通社会実験が進行中です。この取り組みは、株式会社マクニカと呉市の包括連携協定に基づいており、自動運転EVバスの実証運行が実施されます。実験の目的は、地域住民の意識を高め、観光客の利便性を向上させることです。
自動運転バスの実証運行
本年の交通社会実験では、自動運転EVバス「Navya EVO」が使用され、呉駅南側を中心に走行します。このバスは、レクレ館を起点とし、中央桟橋や大和ミュージアムサテライトがあるビューポートくれを巡ります。特に観光ニーズが高いルートを選定することで、地域活性化を図ります。
実施日程と運行情報
この実証実験は2025年12月15日から21日までの期間中、10:00から16:35の間に運行されます。各便には8名の乗客が乗車可能で、乗車希望者はバス停で先着順に乗車します。運賃は無料で、混雑状況によっては乗車できない場合もあります。
自動運転技術について
次世代モビリティとして注目される自動運転技術は、LiDARセンサーやGPSを利用して周囲の状況を認識します。自動運転EVバスは、操縦機能が一切なく、完全自動での運行を可能にしています。また、マクニカの遠隔管理システム「everfleet」により、リアルタイムでの運行状況を把握することができます。
デザインのこだわり
バスのデザインには、以前呉市営バスとして親しまれていた要素を取り入れており、愛着の持てるスタイルを反映しています。白地に水色のラインが印象的で、市民や観光客に愛される存在となることを目指しています。
学生向けの試乗会
この交通実験に向けて、呉市立呉中央小学校で試乗会が開催されました。この試乗会には約60名の生徒が参加し、未来のモビリティ体験をしました。生徒たちからは未来への期待が表明され、「この車両に関わる仕事がしたい」などの声が聞かれました。
結論
マクニカは、広島県内のさまざまな団体と協力し、地域課題の解決や新しい価値の創出に向け努力を続けています。次世代モビリティの導入は、地域活性化だけでなく、観光の振興や交通の利便性向上にも寄与することでしょう。今後の自動運転技術の発展に期待が寄せられています。
参考リンク
[呉市公式サイト - 次世代モビリティの実証実験について](https://www.city.kure.lg.jp/soshiki/90/kuremobi2025.html
会社情報
- 会社名
-
株式会社マクニカ
- 住所
- 電話番号
-