バイオ炭の取り組み
2025-07-30 13:49:23

地球環境に優しい『バイオ炭』活用の新しい試みとその成果

地球環境に優しい『バイオ炭』活用の新しい試みとその成果



株式会社ぐるなびが2022年から取り組んできたプロジェクトの一環として、バイオ炭を活用した野菜販売の実証が行われました。この取り組みは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金に基づいて行われ、一般社団法人日本クルベジ協会や株式会社林田商店と共同で進められています。今回の販売実証は、2025年7月25日と26日に京阪百貨店すみのどう店で実施されました。

このプロジェクトの中心となるバイオ炭は、木材やもみ殻を炭化したものであり、土壌に施用することによって、農地の環境改善や二酸化炭素の固定化に寄与します。バイオ炭を施用した農地は土中に炭素を貯留し、地球温暖化対策としても大きな期待が寄せられています。

販売実証当日は、トウモロコシ、オクラ、キュウリなど14品目の夏野菜が店頭に並びました。消費者は、生産者から直接商品説明を受けることができ、また購入後には意識調査も行われ、温暖化対策に対する関心の高さが伺えました。

購入者からの声として、「温暖化対策の取り組みがあることを初めて知った。自分が購入することで貢献できるなら今後も続けたい」との意見が寄せられ、温暖化問題が身近なものと感じられていることがわかりました。また、「温暖化対策に取り組む農家を応援したい」との声も多く、消費者の意識が変わりつつあることを示しています。

日本クルベジ協会は、バイオ炭の施用によって循環型社会の実現に向けた可能性が広がると強調し、土壌改良や病気・害虫に強い農地づくりの重要性を訴えています。生産者が消費者と直接対話することで、商品の価値を理解してもらうことができ、その結果として売上にも良い影響を与えることが期待されています。

ぐるなびの担当者は今後の展望について、「この販売実証を通じて、バイオ炭を施用した農産物の認知を広げていくことが重要です。消費者に認知されることで、購入につなげ、バイオ炭の普及を促進し、温暖化対策につなげていきたい」と意気込みを語りました。

今後は、バイオ炭を使った農産物のEC販売や飲食店でのメニュー提供を通じて、さらなる実証を実施する予定です。また、飲食店への普及を目指し、温暖化社会の実現に貢献していく考えです。ぐるなびは、「食でつなぐ。人を満たす。」という理念に基づき、このような取り組みを通じて持続可能な社会の構築を目指しています。バイオ炭を活用した新しい農業の形が、環境保護と美味しい食を両立させる未来を切り開くことを期待しています。

まとめ



今回の販売実証は、消費者にとっても新たな食の選択肢が広がる機会であり、地球環境に配慮した取り組みが進んでいることを再認識させるものでした。これからも、持続可能な社会の実現に向けた一歩として、バイオ炭を活用した農産物の普及が進んでいくことを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社ぐるなび
住所
東京都千代田区有楽町1-1-2日比谷三井タワー11階
電話番号
03-6744-6463

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