若者のアイデアが未来を変える
東京都は「チルドレンファースト」の社会を目指し、子供を大切にするための様々な活動を進めています。その一環として、新たに中高生を対象とした「ティーンズ・アイデアコンテスト」が実施されることとなりました。このコンテストでは、企業や団体が直面する地域や社会の課題に対して、中高生たちがアイデアを競い合います。
イベント概要
今年の最終審査会と表彰式は、令和6年12月22日(日)に東京都千代田区のJPタワー ホール&カンファレンスにて行われます。イベントは13時30分から始まり、参加する中高生たちがそれぞれの持ち時間でプレゼンテーションを行います。この機会に、自身の考えた解決策を発表する場が提供されるのです。
審査員には、事業構想大学院大学の田中里沙学長や株式会社日本総合研究所の池本美香主任研究員、東京商工会議所の大下英和部長、東京学芸大学の松田恵示理事などが名を連ね、厳正な審査が行われます。
出場者のテーマ
参加者は、地域課題に対してどのような解決策を提案するのか、各自のテーマが設定されています。以下がそのテーマの一例です:
- - 「地震が起きても慌てない、安心できるまちにするためには?」(提案企業:株式会社熊谷組)
- 中学生:村川博美(桜蔭中学校・2年生)
- 高校生:野口丈(N高等学校・2年生)
- - 「赤ちゃんにやさしい、子育てのしやすい地域社会を実現するためには?」(提案企業:ピジョン株式会社)
- 中学生:髙橋りっか(筑波大学附属中学校・2年生)
- 高校生:古屋花実(都立南多摩中等教育学校・4年生)
- - 「デジタルデバイド(情報格差)とネット依存を防ぐには?」(提案企業:イコールチャンス株式会社)
- 中学生:細田淳太(都立小石川中等教育学校・2年生)
- 高校生:松木雛子、津田梨結(豊島岡女子学園高等学校・2年生)
表彰式の詳細
最終審査会の後、そのまま表彰式も行われます。これには東京都の副知事、松本明子氏や、こどもスマイルムーブメントのアンバサダーである伊集院光さん、元ソニーCEOの平井一夫さんも参加予定です。審査結果の発表や賞状の授与も行われ、受賞者たちはその栄誉に輝く瞬間を迎えます。
さらに、当日の模様は「こどもスマイルムーブメント」のYouTubeチャンネルでもライブ配信されるため、全国どこからでも視聴可能です。この取り組みは、未来の東京を作るための重要な一歩とも言えるでしょう。
未来への期待
このようなイベントを通じて、中高生たちが自らのアイデアを具体化し、社会貢献につなげることを目指しています。アイデアコンテストはただの競技ではなく、未来を作り出す力を持った若者たちの挑戦なのです。受賞者たちの活躍が、次世代のリーダーとしての道を開くことを期待しています。