エヌパットがリニューアルしたレボグリップ
エヌパット株式会社は、鉄骨接合の新たな技術“レボグリップ”の機能をリニューアルし、強度計算の機能を新たに追加しました。この進化により、建物を設計する際の信頼性と安全性が飛躍的に向上します。本記事では、この新技術について詳しくご紹介しましょう。
レボグリップの進化
従来の鉄骨接合方法では、H形鋼における溶接や穴あけが必要でしたが、これは工事現場での火災や鉄骨の強度低下といったリスクを伴うものでした。レボグリップは、鋼球支圧接合を採用することで、これらの問題を解消した次世代のあと施工鉄骨接合システムです。
新たに強度計算が可能になったことで、設計段階での有意義な分析が行えるようになりました。これにより、さまざまな現場のニーズに応じた柔軟な対応が可能になります。
商品の特長
このレボグリップは、日本建築センターにより評定された施工技術。以下のような特長があります。
- - 安定した強度の発揮:鋼球支圧接合の採用により、横滑りを抑えます。
- - 強度計算が可能:業界初の試みで、一般的な吊り金具では実現できなかった強度計算が行えます。
- - 屋外使用可能:DRGシリーズといった選択肢が増え、屋外でも使用できます。
- - 幅広い用途:横設置や逆さ取り付けといった多様なニーズに対応。
- - 新築・改修共に対応:新築工事だけでなく、改修工事でも活用できる利便性があります。
対応するH形鋼のサイズは、フランジ幅が最大400mmまで可能。新たな取り付け材としてはL型アングルや溝形鋼なども紹介されており、詳細についてはエヌパットの公式サイトで確認できます。
今後の展望
エヌパット株式会社は、1991年から建設用の金属製品を製造・販売しており、今回のレボグリップの進化を含め、常に技術革新を追求しています。今後もさらなる技術開発に期待がかかります。
建設業界は急速に進化していますが、エヌパットのレボグリップはその次代を担う技術として、今後ますます注目されることでしょう。これからの建設現場での採用が楽しみですね。
会社概要
- - 商号:エヌパット株式会社
- - 所在地:大阪府大阪市港区海岸通4-4-10
- - 代表者:生野 真
- - 設立:1991年4月12日
- - 事業内容:各種建設用金属アンカーやインサート、接着系アンカーの製造販売、耐震診断など
- - URL:エヌパット株式会社
この革新が、鉄骨造建築の未来を切り開くことに大いに寄与することを期待しています。