愛知県豊田市は、エン・ジャパン株式会社と連携し、新たに3つの副業職種で専門フェローを採用しました。この取り組みは、豊田市の掲げる「住民一人ひとりの安心な暮らしと生きがい、そして地域をともに創っていく」という地域共生社会づくりを加速させるためのプロジェクトです。
今回採用されたのは、「デザインを生かした市民への共感の醸成」、「関係機関の連携推進」、「人材育成を通じた持続可能性の確保」という3つの領域において専門性を発揮するフェローたちです。それぞれ、人材育成、福祉ブランディング、福祉支援の分野で豊富な経験と知識を持つ人材が選ばれ、豊田市の未来を担う重要な役割を担うことになります。
人材育成担当専門フェローの浦川貴史氏は、関西電力株式会社での長年の経験を通じて、人事労務や組織開発に精通しています。 特に人材育成分野では、グループ全体の人材育成方針の策定やキャリア開発制度の企画など、多岐にわたる実績を誇ります。浦川氏は、豊田市との新たな繋がりを生み出し、人材育成業務を通じて地域創りに貢献したいと考えています。
福祉ブランディング担当専門フェローの阿部美里氏は、武蔵野美術大学で基礎デザインを学んだ後、民間企業で商品企画やブランド戦略、新規プロジェクトなどに携わってきました。 さらに、覆面・マスクアーティストとしても活動し、独自の視点でデザインと社会の関係性を考えてきました。阿部氏は、豊田市の地域共生社会に向けた「のりしろ」を提案し、市民と行政をつなぐ役割を担います。
福祉支援担当専門フェローの川端伸子氏は、社会福祉士と保育士の資格を持ち、長年、介護職や医療ソーシャルワーカーとして活躍してきました。 特に高齢者虐待防止や権利擁護に関する専門知識を持ち、東京都福祉保健財団高齢者権利擁護支援センターのセンター長などを歴任しています。川端氏は、豊田市で「誰もがその人らしくいられる地域」をともに作っていきたいと考えています。
エン・ジャパン株式会社は、本プロジェクトにおいて、プレスリリースや特設ページ、Web広告での告知に加え、各求人サイトでの集客支援を実施しました。また、採用管理システム『Hirehub』を提供することで、選考フローを支援し、求職者との適切なマッチングを実現しました。
エン・ジャパンは、今後も社会的なインパクトが特に大きい人材採用「ソーシャルインパクト採用」を支援していくとしています。優れた能力を「より良い世の中を作るため」に使いたい方と、より良い世の中を作るために優れた人材の力を必要とする団体を結びつけ、社会課題の解決を加速させることを目指しています。