海上保安庁と合同で開催された安全水泳イベント
2024年8月4日、大和ハウスグループ傘下のスポーツクラブNAS株式会社が主催し、海上保安庁との合同で開催された「安全水泳イベント」が、札幌のスポーツクラブNAS札幌店で盛況のうちに行われました。本イベントのテーマは「自分の命は自分で守る」。今回は二回目の開催となり、幼児から中学生、さらにはその保護者を含む約600名が参加しました。
開催の背景
ここ数年、水難事故のニュースが後を絶たない中、大和ハウスグループは地域の安全を確保するため、特に子供たちの水難事故を未然に防ぐ取り組みを行っています。水難事故防止の一環として、キッズスイムスクールのカリキュラムに安全水泳を取り入れ、海上保安庁とも連携して啓発活動を進めています。このイベントはその成果を具体化したもので、海の安全に対する意識を広めることが目的です。
イベントの内容
当日は、様々なプログラムを通じて、参加者が実際に体験しながら学べる内容が盛りだくさんでした。主な内容としては、以下のようなプログラムが行われました。
- - 救命胴衣を着用した落水体験:実際に救命胴衣を装着し、水に入ることで、いかに重要であるかを理解するコーナーです。
- - ペットボトル浮き具での救助待機練習:ペットボトルを浮き具として使い、救助が来るまで待つ練習を行い、非常時の対処法を学びます。
- - 海上保安庁による訓練の見学:実際の救助活動を行う海上保安官の訓練を見学し、その仕事の様子を知ることができました。
- - VRによる水難救助体験:バーチャルリアリティを使った体験で、緊急時の状況を疑似体験。
- - 3D海図体験:水中での移動を重視したトレーニングも行われ、実践的な技能を身につけました。
参加者の声
イベント参加者からは、以下のような感想が寄せられました。
- - 小学1年生と4年生の保護者は、「救命胴衣の使用方法を学べたことは貴重な体験になりました。いざというときの心構えを持つことができました」と述べています。
- - 小学3年生の参加者は、「海での事故の際は『118』に電話することを知り、ペットボトルを使った浮き方も学びました。役立つ知識が増えました」と語ります。
- - また、小学6年生の参加者は、「海上保安庁の役割を初めて知りました。溺れた人を助ける方法を学べてとても参考になりました」と感想を話してくれました。
安全水泳イベント概要
- - 開催日:2024年8月4日(日)
- - 場所:スポーツクラブNAS札幌店(札幌市西区)
- - 対象:3歳から中学生まで(保護者同伴可)
- - 内容:海上保安官による救助訓練見学、ライフジャケット着用体験、特設ブース(VR体験、オリジナル商品販売)等
スポーツクラブNASの紹介
スポーツクラブNASは1972年の設立以来、地域のフィットネスシーンに貢献してきました。大和ハウスグループの一環として、全国各地でスポーツクラブやスイミングスクールなどを展開し、「カラダだけでなく、ココロも明るく元気に」をモットーに、あらゆる世代に楽しめる場を提供しています。地域社会とのつながりを大切にし、誰でも参加できるコミュニティ作りを進めています。