沖縄電力が現場DXサービス「KANNA」を導入
沖縄電力株式会社は、株式会社アルダグラムが提供する現場DXサービス「KANNA」を導入しました。この取り組みは、沖縄県内の電力供給業務における生産性の向上を目指しています。
沖縄電力の事業背景
沖縄電力は沖縄県浦添市に本社を構える総合エネルギー事業会社で、電力の供給を主な事業としています。特に沖縄県は、単独かつ小規模な電力系統であるため、台風など自然災害による影響が大きい地域です。これにより、同社は送電と発電・小売を一体的に行うことで、迅速な復旧対応を行っています。
送電部門では、発電所と変電所を結ぶ送電設備の建設や保守点検を行うほか、沖電工やその協力会社とのやり取りが頻繁に発生するため、円滑なコミュニケーションが求められています。
直面していた課題
沖縄電力の送電部門では、巡視点検作業の報告書を協力会社から受領するまでに時間がかかるという課題がありました。そのため、補修作業への対応が遅れることもあり、長時間にわたる報告書の確認作業が現場の負担となっていました。
このような状況から、沖縄電力では現場での報告書作成を簡素化し、迅速な情報共有を実現するためのシステムを模索していました。
「KANNA」の導入理由と効果
「KANNA」の導入により、沖縄電力の送電部門は報告書作成の手間が軽減され、デジタル帳票アプリ「KANNAレポート」を活用して現場からスマートフォンでリアルタイムに報告が可能になりました。この変更により、報告書の提出時間が大幅に短縮され、現場の状況を迅速に把握できるようになりました。
トラブルが発生した際にも即座に対応ができるようになり、現場での写真や資料の共有、さらにチャット機能の活用によって、協力会社とのコミュニケーションもスムーズになりました。これにより、修繕の遅れを未然に防げるようになっています。
報告書作成の効率化により、1現場あたりの対応時間は従来の約3割削減される見込みです。
今後の展開
沖縄電力の送電部門では、さらなる業務効率化を目指して、現場作業に最適なタブレットの導入を計画しています。作業員がより少ない負担で正確に報告書を作成できる環境を整備することで、業務の迅速化と効率化を図っていく予定です。
今後も株式会社アルダグラムは「KANNA」を活用して、ノンデスクワーク業界の負担を軽減し、生産性向上に貢献していく考えです。
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