群馬のHPVワクチン促進
2024-07-18 16:23:00

群馬県、HPVワクチン理解促進に向けた「群馬モデル」を始動!2024年8月・9月は集中取組期間に

群馬県、HPVワクチン理解促進に向けた「群馬モデル」を始動!



日本では毎年、約1万1千人の女性が子宮頸がんと診断され、約2,900人が亡くなっています。子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)は、多くの女性が一生に一度は感染すると言われています。しかし、HPVワクチンは、この感染を防ぐことができる唯一の手段です。

群馬県は、HPVワクチンに関する正しい情報の普及と、接種機会の拡大を目的とした「群馬モデル」を推進しています。2024年8月から9月にかけては、集中取組期間として、様々な取り組みを展開していく予定です。

低調な接種率と、HPVワクチンに対する意識



WHO(世界保健機関)はHPVワクチンの接種を推奨しており、世界では120か国以上で公的な予防接種が行われています。カナダ、イギリス、オーストラリアなどでは、接種率が80%を超えています。しかし、日本のHPVワクチン接種率は非常に低く、G7メンバー国の中で最下位となっています。

厚生労働省の調査では、HPVワクチンを接種したくない・させたくないという回答が32%、わからないという回答が41%という結果が出ています。その理由として、「ワクチンの安全性に対する不安」や「十分な情報が得られていない」などが挙げられています。

群馬県独自の取り組み



群馬県では、HPVワクチンの理解促進と接種率向上を目指し、独自の取り組みを展開しています。

1. 高校生リバースメンター制度

群馬県は、全国で初めて、高校生が知事の相談役になる「高校生リバースメンター」制度を導入しました。令和5年11月に行われた提言会では、高校生から子宮頸がん予防に関する提言があり、群馬県は、この提言の一部を取り入れ、県内高等学校に対して生理用ナプキンを活用した啓発資材を配布したほか、TOKYO FMの人気ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」とコラボしたTikTok動画を作成しました。

2. 積極的な情報発信

群馬県では、HPVワクチンに関する正しい情報を発信するために、以下の取り組みを実施しています。

有名人声優を起用したオリジナルキャラクターと医師の対談動画の配信
LINE相談窓口の開設
専門家によるメール相談
ポスター、リーフレットの配布
県内統一ロゴ・キャッチコピーを活用した市町村・医師会等と一体となった取組の展開

3. 接種機会の拡大

群馬県では、HPVワクチンの接種機会を拡大するために、以下の取り組みを実施しています。

全国初の取り組みとなる「ショッピングモール接種」の実施 (2024年9月22日、イオンモール高崎)
医療機関の接種時間延長 (9月、県内各地)
接種医療機関のマッピング (検索) サイトオープン

まとめ



群馬県は、HPVワクチン理解促進に向けた「群馬モデル」を推進することで、低調な接種率の課題解決を目指しています。正しい情報の普及と、接種機会の拡大により、より多くの女性がHPVワクチンを受けることができる環境を整備していくことが期待されています。


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