つくば市役所に新たな楽しみが!
つくば市役所の1階にあるアンテナショップ「融点」にて、ある注目の取り組みが始まりました。障害のあるスタッフが支えるNPO法人ユアフィールドつくばが、彼らが育てた有機野菜や平飼い卵を使用したお弁当を販売しているのです。これにより、地域における障害者福祉の新たな一歩が踏み出されました。
利用者の手作りお弁当
このお弁当は、つくば市にある就労継続支援B型事業所「ごきげんファーム」と「ごきげんテーブル」で製作されます。お弁当には、旬の有機野菜とアニマルウェルフェア型の平飼い養鶏による新鮮な卵がたっぷりと使用されており、色鮮やかで栄養価も抜群です。販売は火曜日、木曜日、金曜日の午前11時半からで、料金は700円(税込)とお手頃です。
多様な福祉事業
ユアフィールドつくばは、「ごきげんファーム」に加えて、生活介護事業所の「みのりガーデン」や、「ブルーフロッグ」という放課後等デイサービスなど、様々なサービスを展開しています。障害のあるスタッフ約110名がさまざまな分野で活躍しており、農業や調理の現場では大きな戦力となっています。
野菜の栽培と平飼いの養鶏
「ごきげんファーム」は有機農法による野菜栽培と稲作、さらには平飼いの養鶏にも取り組んでいます。障害のあるスタッフたちと共に、鶏たちはストレスのない環境で育てられ、地域の資源を利用した自給自足の養鶏を実現しています。餌には自家製のくず野菜やくず小麦を使用し、持続可能な農業の実現に取り組んでいます。
華やかなお弁当の魅力
「ごきげんテーブル」から届くお弁当は、見た目にも美しく、春の食卓にぴったりです。実際にお弁当を手に取った方からは「美味しかった」という声が多数寄せられています。このフィードバックは、スタッフにとって大きなやりがいとなっており、地域とのつながりを育む重要な要素となっています。
地域社会とのつながり
お弁当販売を通じて、地域の人々と障害者との交流が生まれることは重要な意義を持っています。おいしいお弁当を楽しみながら、障害者福祉に関心を持ってもらえる機会を提供しています。多くの人に支えられながら、私たちの事業は確かな成果を挙げつつあります。
未来に向けた展望
現在の取り組みに加えて、今後は食鳥処理場の建設も計画中です。福祉と養鶏の新たな可能性を追求し、障害のあるスタッフがより活躍できる環境を整備していく予定です。持続可能な社会を目指す取り組みは、今後も続いていくことでしょう。
ぜひ、つくば市役所の「融点」で手作りのお弁当をご賞味いただき、その背後にある思いにも触れてみてください。