大正大学地域構想研究所の創設10周年記念シンポジウム開催決定

大正大学地域構想研究所創設10周年記念シンポジウム

2025年2月7日、大正大学地域構想研究所が創設10周年を祝う記念シンポジウムを開催します。今回のシンポジウムのテーマは『人口問題と地域の将来を考える ― 賢く縮む、とは？ ―』です。このイベントでは、地域の未来を見据えた多彩な討議が展開される予定です。

シンポジウムの概要

シンポジウムの開催時間は14:00から17:00ですが、開場は13:30からとなります。参加は無料ですが、自治体関係者向けの情報交換会は有料で、17:15から「座・ガモールクラシック鴨台食堂」にて行われます。この情報交換会は自治体関係者のみが対象で、事前の申し込みが必要です。

参加を希望する方は、以下のURLから申し込むことができます。申込期限は2025年1月30日（木）17時までです。

申し込みはこちら

プログラム内容

シンポジウムは開会挨拶からスタートします。地元の教育機関や自治体のリーダーたちが参加し、基調講演やケーススタディを通して、参加者と共に人口減少時代を生きるための教訓を分かち合います。

基調講演

基調講演は地域構想研究所の客員教授である小峰隆夫氏が『人口減少時代の日本経済・地域』について講演します。人口問題は昨今の重要な課題であり、この講演ではその経済的影響や地域社会に与える影響について考察されます。

事例紹介

続いて、いくつかの自治体の取り組み事例が紹介されます。

- 岡山県美咲町の町長である青野高陽氏は、「賢く収縮するまちづくり」というテーマで講演し、地域資源をどのように活用し経済を活性化させているかを示します。
- 岩手県矢巾町教育委員会の高橋雅明氏は、「フューチャー・デザイン」を活用した将来世代の視点からの地域のかたちについて発表します。

座談会

さらに、座談会では参加した自治体首長が一堂に会し、議論を深めます。山形県南陽市、市長白岩孝夫氏、山形県最上町、町長髙橋重美氏、鳥取県江府町の町長白石祐治氏、島根県益田市の市長山本浩章氏などが参加し、実際の施策と今後の戦略についてディスカッションを行う予定です。この座談会は、地域の未来を見定める貴重な機会となるでしょう。

大正大学の理念

大正大学は、仏教の理念に基づく教育を実施しており、地域社会との協働を重視しています。1926年の創立以来、『智慧と慈悲の実践』を掲げ、教育に取り組んでいます。また、近年では文部科学省の地域戦略人材育成事業に採択されたことからも、地域貢献に力を入れています。大正大学地域構想研究所は、今後も地域問題に対する幅広い視点を持って取り組みを進めていくことでしょう。