東急ディベロップメント、タイでサービスアパートメント事業に参画 - キングスクエアに新たな高級賃貸住宅誕生
東急ディベロップメントは、タイの大手財閥系企業サハグループと合弁で、バンコク都の再開発エリア「キングスクエア」にサービスアパートメント事業「デュシットスイーツキングスクエアバンコク」を展開することを発表しました。
この事業は、2024年6月に設立された東急ディベロップメント(タイランド)と、サハグループが設立した「キングスクエアスイート」を通じて行われます。2027年の開業を目指し、総客室数は154室(地上28階建て)で、客室は約70㎡以上を中心とし、一部客室はホテルとして短期宿泊も可能です。
「キングスクエア」は、バンコク中心部から約10km南に位置し、高速道路に近く、バンコク都心部へのアクセスに優れたラマ3エリアに位置しています。約14ヘクタールの敷地内には、世界トップレベルの質の高い教育を提供するイギリス系インターナショナルスクール「キングス・カレッジ・インターナショナル・スクール・バンコク」が立地するほか、2025年には商業施設「キングスクエア」の開業を予定するなど、サハグループが主体となって開発を進めているエリアです。
東急ディベロップメントは、2022年にサハグループと合弁会社「キングスクエアディベロップメント」を設立し、「キングスクエアレジデンス」という分譲住宅事業を推進しています。今回のサービスアパートメント事業は、東急ディベロップメントが「キングスクエア」で取り組む2つ目の住宅プロジェクトとなります。
高級サービスとタイ文化体験
本事業のサービスアパートメントは、インターナショナルスクールに通うご家族、教職員の方々を主なターゲットとしています。タイを代表するホテル及びホスピタリティサービスグループ「デュシット・インターナショナル」にサービスアパートメントおよびホテルの運営を委託します。デュシット社は、1948年にタイで設立されたホテル運営会社で、世界18ヶ国300軒以上のホテルやリゾート、ヴィラ施設などを展開しています。
デュシット社の強みである、タイの文化を体感できる料飲施設やパーソナライズされたホスピタリティによるきめ細かなサービスを提供します。高級感と快適さを兼ね備え、タイの文化に触れられる空間を提供することで、住む人にとって特別な生活を提供することを目指しています。
エリアマネジメントで「キングスクエア」を活性化
東急ディベロップメント(タイランド)とサハグループは、2024年8月に「サハ東急プロパティマネジメント」を設立し、「キングスクエア」一帯の物件を中心とした不動産管理を行います。「キングスクエア」内の住宅や商業施設などの不動産管理、外構管理を担うほか、近郊でサハグループが単独で開発を行うオフィスビル「キングブリッジタワー」と「キングスクエア」、そして鉄道駅を結ぶシャトルバスの運行を始めとしたエリアマネジメントを担います。
「キングスクエア」一帯の物件を中心とした不動産管理を担うことでラマ3エリア全体の相乗効果を生み出し、エリアの価値向上に資する持続可能なまちづくりを実現します。
東急ディベロップメントは、日本国内における住宅プロジェクトや不動産管理業、東急線沿線のまちづくりで培ったエリアマネジメント、そして2014年からタイのシラチャにて日本人駐在員向け賃貸住宅の開発、運営に携わったノウハウを活用し、タイの発展に寄与していくとしています。
今後の展開
東急ディベロップメントは、今回のサービスアパートメント事業を通じて、「キングスクエア」エリアのさらなる発展に貢献していくことを目指しています。また、今後もタイで新たな住宅プロジェクトを展開し、豊かな住環境の創造に貢献していくとしています。