名古屋市が取り組む「フミダスドーガ」プロジェクト
障害のある人とない人が共に生きる社会を実現するため、名古屋市が新たに立ち上げたプロジェクト「フミダスドーガ」についてご紹介します。この取り組みは、障害に対する理解を深めることを目的としており、特に社会に埋もれがちな知識や情報を、わかりやすい形で伝えることに力を入れています。
現在、公共の場において障害のある方が直面する困難は少なくありません。特に、障害のある人と接する機会が少ない一般の人々にとって、どのようにサポートを行えばよいかがわからないというのが実情です。こうした課題に対処するために「フミダスドーガ」は具体的なサポート方法を学べる動画コンテンツを制作しました。
コンテンツの内容
「フミダスドーガ」では、肢体不自由、視覚障害、聴覚障害、重症心身障害、知的障害、発達障害、精神障害、内部障害や難病など、各障害に特化した8本のアニメーション動画が制作されています。これにより、障害の特性や日々の生活の中で困難に感じていること、そしてどういったサポートが有効なのかを視覚的に理解できるようになっています。
イラストと文字を組み合わせたインフォグラフィックスを使用しており、視覚的に理解しやすく、年齢やバックグラウンドを問わず幅広い層の人々に受け入れられるデザインが特徴です。これらの情報は、障害への理解を深めるだけでなく、実際に行動に移すためのきっかけともなります。
「フミダスドーガ」の意義
このプロジェクトは、単なる情報提供にとどまらず、視聴者が「障害のある人をサポートするための一歩を踏み出す勇気」を持つことを目指しています。具体的には、動画を通じてサポートがどのように行えるのかを知り、実践できる人が増えることが期待されています。障害があることに対する壁を少しでも薄くし、誰もが安心して暮らせる社会づくりに寄与することがこの取り組みの最大の目的です。
また、動画は特設サイトおよびYouTubeチャンネルで公開されており、いつでもどこでも見ることができます。興味を持たれた方はぜひ、以下のリンクから参加してみてください。
お問い合わせ
プロジェクトについての質問や意見がある方は、名古屋市健康福祉局障害福祉部障害企画課までご連絡ください。メールアドレスや電話番号も記載しておりますので、気軽にお問い合わせください。
この「フミダスドーガ」を通じて、障害についての理解を深め、支え合う社会の実現に向けた一歩を共に歩みましょう。