長野県初開催！ご当地グルメと地酒のマリアージュ品評会

2023年8月31日、長野県酒造組合が主催し、若葉会による新たな試みとして「長野県のご当地グルメに合う信州の地酒品評会」が長野県内で初めて実施されます。この品評会は、従来の酒質を競うものではなく、地元の食材との相性を探るイベントとして注目されています。

若葉会の役割と背景

若葉会は、長野県酒造組合に加盟する若手酒造家の集まりで、様々なセミナーや勉強会を開催するだけでなく、独自のイベントも行っています。今回の品評会はその一環として、長野県内の特産品と地域の地酒を結びつけることで、地元の飲食業界との共生を目指しています。

品評会のユニークな内容

今回の品評会では、長野県のソウルフード「松本山賊焼」が取り上げられ、地元の30以上の酒蔵から提供される信州地酒とのマリアージュが競われます。特別な審査員として一般消費者が招待され、揚げたての山賊焼きを味わいながら、それぞれの地酒と比較するという対話の場を提供します。このように消費者を巻き込むことで、地域への関心を高め、飲食業の活性化を図ることが狙いです。

地域活性化の一環

品評会の次なる目的は、山賊焼に最適な地酒を提案することで、飲食店に向けた新たなメニュー開発の参考とし、地域全体で日本酒文化を振興することです。長野県の酒造業界は、全国でも有数の酒蔵の数を誇り、全国新酒鑑評会でも高い評価を得ていますが、最近では若者を中心に日本酒離れが進んでいるため、こうした新しい試みが重要視されています。