2025年証券会社サイトユーザビリティランキング
日本政府の「貯蓄から投資へ」の施策が進む中、2024年から新NISAが導入され、個人投資家が急増しています。特に新NISAでは、一人一口座の開設が求められ、競争が激化しています。このような市場の中で、証券会社がどのように自社のウェブサイトを通じて投資初心者を惹きつけるかが重要です。
ECマーケティング株式会社は、証券会社のサイトのユーザビリティ調査を実施し、その成果を「2025証券会社サイトユーザビリティランキング」として発表しました。この調査には、口座開設数が多い大手証券会社18社が対象となりました。
調査の方法
本調査では、ECマーケティングのコンサルタントチームがヒューリスティック評価法を用いてサイトを評価しました。評価基準は以下の通りです:
- - トップページの表現と全体の把握(15点)
- - ナビゲーションの視認性と操作性(25点)
- - キーワード検索の視認性と操作性(5点)
- - 初心者向けコンテンツ及び自己アピール等の表現(15点)
- - 口座開設導線の操作性(20点)
- - サポート関連コンテンツ及び機能の充実(15点)
- - 問合せ・資料請求などのしやすさ(5点)
合計は100点満点で評価されました。
ユーザビリティランキングトップ3
1位:GMOクリック証券
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GMOクリック証券は総合点61.0点を獲得し、ランキング1位となりました。トップページのセカンドビューに「GMOクリック証券を選ぶ理由」を明確に示し、情報の構造をわかりやすく工夫しています。また、それに加えて口座開設導線の明瞭さが高く評価されました。
2位:松井証券
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松井証券は57.5点で、特に初心者向けのコンテンツが充実していることが評価されました。ハンバーガーメニューだけでなく、トップページ自体が様々なユーザーの目的に応じて設計されている点も高いポイントです。
3位:マネックス証券
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マネックス証券は57.5点で3位。医療系の情報鮮度を高める具体的な内容がトップページファーストビューで使われており、新規ユーザー向けのストレスを軽減する設計がその評価を後押ししています。
まとめ
この調査は、ユーザビリティの向上がいかに重要かを示すものであり、証券会社の競争がますます激化する中で、使いやすいサイトが未来の鍵を握っています。これから口座開設を検討される方々にとって、ユーザビリティの高いサイトでの体験は欠かせない要素となるでしょう。