あおぞら企業投資、新たに200億円のファンドを設立
2023年、あおぞら企業投資株式会社は東京都千代田区に本社を構え、さまざまなスタートアップに資金を提供するための新たなファンドを設立しました。このファンドは、ベンチャーデットファンド「あおぞらHYBRID3号投資事業有限責任組合」として知られ、初めての設立時には90億円という規模でスタートしましたが、2024年11月29日にさらなる増資を決定し、総額200億円に拡大する運びとなりました。
スタートアップへの支援
本ファンドは、既存の投資枠が順調に使用されていることを受け、今後も成長が見込まれるスタートアップへの幅広い支援を行うことを目的としています。特に、ベンチャーデットという資金調達の選択肢を提供することで、資金の需要に応えることが必要とされていました。
ベンチャーデットとは
ベンチャーデットとは、転換社債や新株予約権付社債など、エクイティ(株式)とデット(負債)の両方の性質を持つ金融商品の総称です。これらは、スタートアップにとっての資金調達において重要な手段であり、市場にも一定の規模を有しています。
ファンドの目的
「あおぞらHYBRID3号ファンド」は、『スタートアップにデット調達という選択肢を当たり前にする』という理念のもとに設計されています。このファンドを利用することにより、スタートアップは成長ステージにおける円滑な資金調達を実現でき、さらに経営陣の持株比率を希薄化させることなく資金を得ることができます。
将来的な展望
あおぞら企業投資は、今後もスタートアップの多様な資金需要に応えるための体制の構築を進めていく考えです。資金調達の選択肢を増やすことで、より多くの企業の成長を支援し、日本の経済に貢献していく方針です。
お問い合わせ情報
本件に関する詳細や取材の申し込みは、あおぞら企業投資の公式ウェブサイト(
www.aozora-ci.co.jp)からご連絡いただけます。会社の所在地は東京都千代田区麹町六丁目1番1号で、代表取締役は久保彰史氏です。
このように、あおぞら企業投資は、スタートアップ支援を通じ、自らの事業の成長だけでなく、業界全体の発展にも寄与する意気込みを見せています。