「臼井伸二未来へつなぐ基金」の助成先発表
2024年10月25日、公益財団法人日本フィランソロピック財団は、第2回「臼井伸二未来へつなぐ基金〜子どもの居場所提供支援〜」の助成先を発表しました。今回の助成では、神奈川県内の8団体に合計8,997,643円が授与され、2024年11月から2025年10月の期間にわたる活動が支援されます。
助成先団体一覧
選ばれた団体の中には、若年女性のためのシェルターを運営する「一般社団法人アマヤドリ」や、ヤングケアラーの居場所を提供する「特定非営利活動法人アンガージュマン・よこすか」が含まれています。それぞれの団体が手掛ける事業は、地域のニーズに応じたものとなっており、生活環境や学習面で困難を抱える子どもたちへの支援に貢献します。
- 事業名: 孤立困窮する若年女性を対象としたシェルター機能付きシェアハウス運営事業
- 助成金額: 980,043円
- 事業名: ヤングケアラーの居場所づくり事業
- 助成金額: 945,600円
- 事業名: 介護事業所の交流スペースを活用した子ども支援・居場所プロジェクト
- 助成金額: 576,000円
- 事業名: 生活・学習の困難を抱える子どもたちを対象とした放課後の居場所作り
- 助成金額: 1,200,000円
- 事業名: 自由な学び場『まなびこ』
- 助成金額: 1,550,000円
- 事業名: 自由に自分らしく居られる子どもの居場所事業
- 助成金額: 324,000円
- 事業名: 子供の命と心を支える生活習慣を整える機会を提供する居場所事業
- 助成金額: 2,000,000円
- 事業名: 不登校や困窮世帯等の子どもへのフリースクール事業への活動助成
- 助成金額: 1,422,000円
支援の背景
現代社会では、学校に通えない子どもや家庭環境に恵まれない若者たちが数多く存在します。いじめや虐待、または生活の困窮が影響し、孤独を感じている子どもたちへの支援が必要とされています。「臼井伸二未来へつなぐ基金」は、そうした子どもたちが安心して過ごせる場所を提供し、彼らの生きづらさを少しでも軽減しようとする取り組みです。
この基金は、神奈川県横須賀市や藤沢市を中心に活動する団体に助成を行うことで、地域の子どもたちの豊かな成長を支えることを目指しています。
財団の使命
公益財団法人日本フィランソロピック財団は、社会貢献を目的とした活動を1989年に設立しました。その理念は寄附を通じて社会に貢献し、多くの人々に支援の手を差し伸べることです。創設以来、助成金や奨学金の提供を通じて、未来に向けた希望の光を灯しています。公式サイトでは、さらなる情報や活動内容が紹介されており、寄附に関心のある方々の参加を待っています。