地域の「居場所」を探求する新しい情報誌「のんびる」特集号の魅力

地域の「居場所」を紹介する特集号が登場

パルシステム生活協同組合連合会は、2月17日より地域の課題解決に焦点を当てた情報誌「のんびる」の3・4月号の注文受付を開始します。この号では、地域社会における「居場所」をテーマに、食事を通じた人とのつながりやコミュニティの形成について深掘りします。

温かい食事で生まれるつながり

「のんびる」3・4月号は、「ひとりでみんなでごはん食べた？」というテーマのもと、誰でも集える居場所を提供する個人や団体の活動を特集します。例えば、空き家を改装して営業を始めたコミュニティレストランや、誰でも自由に過ごせるスペースを運営する団体、さらには障害者の自立を支援する生活訓練事業所での食事風景が紹介されます。

食は、孤立を防ぎ、経済的な困窮や社会的な課題に対処するための重要な要素です。「居場所」はただの物理的な空間ではなく、さまざまな背景を持つ人々が互いに交流し、学びあう貴重な地域資源です。特に、子どもたちには安心して遊び、学ぶことのできる環境が必要であり、多世代の交流を促進します。日常の中での温かい交流が、結果として地域をよりよい方向へと導く力になります。

新しい食の在り方「縁食」の提唱

特集の中では、農業史や食の思想に詳しい藤原辰史氏のエッセイも収録されており、彼が提案する「縁食」なる新たな食のスタイルについても触れられます。この考え方は「共食」と「孤食」の中間に位置し、無理なく人々が集まり、共に食を楽しむことを目的としています。さらに、さまざまな人々が集まる大きなテーブルの概念が、「居場所」の重要性を再確認させてくれるでしょう。

「のんびるインタビュー」の魅力

今号では、画家の山内若菜氏へのインタビューも公開されます。山内氏は、福島県飯舘村における原発事故の影響を取材し、その経験をもとに社会問題に敏感な作品を描き続けています。インタビューでは、福島での生活や、彼女の作品に込められた社会へのメッセージ、画家としての信念について熱く語られています。

「のんびる」のミッション

「のんびる」は、自分らしさを大切にし、困難に直面したときには助け合う文化を育むことを目指しています。地域のさまざまな課題に取り組む人々を紹介し、その活動を通じて豊かなつながりを構築することがこの雑誌の使命です。また、日常の困りごとを解消する手助けをし、地域に貢献したいと願うすべての人々に向けて、役立つ情報を提供していきます。

宅配サービスと併せて本誌を定期購読することで、さらに多くの情報を受け取ることができます。最新号の「のんびる」をぜひ手に取って、地域の「居場所」を再発見する旅に出かけてみてはいかがでしょうか。