高齢者支援の新たな取り組み
日本における高齢者の独居世帯は、全体の約50%に達し、その数は増加の一途を辿っています。このような状況において、孤立や孤独化を防ぐことは、社会全体で考慮すべき重要な課題です。特に、高齢化社会が進む中で、ウェルビーイングの推進が求められています。
『ドキドキドッキョ指数』の登場
この度、大阪府大東市を拠点に活動する株式会社コーミンが、独居高齢者支援のための新しいWEB診断サービス『ドキドキドッキョ指数』を開発し、無料で公開することになりました。このサービスは、地域包括支援センターの運営で得た経験やノウハウを活用し、高齢者が抱えるリスクを見極めるためのものです。
かんたん診断
『ドキドキドッキョ指数』の利用方法は非常にシンプルです。ユーザーはスマートフォンやタブレットから簡単なアンケートに答えるだけで、独居に伴うリスクやその兆候を確認できます。自分自身や周囲の高齢者の状況を把握するツールとして最適です。多くの方々に活用してもらうことで、一人でも多くの高齢者が孤立や孤独から解放されることを目指しています。
企業の取り組み
株式会社コーミンは、創業当初からデザイン視点やクリエーターの発想を重視してきました。今回のサービス開発においても、デザイン会社の“うたみな”と“ノーティスデザインカンパニー”との3社共同で行い、創造的なアイデアを結集することに成功しています。
ブランドパーパス
コーミンが運営する地域包括支援センターの掲げる理念は「長生きを長イキイキに」というもの。この理念をもとに『ドキドキドッキョ指数』が生まれ、高齢者の健康寿命の向上を目指しています。今後も公民連携事業を通じて、高齢者のウェルビーイングの促進に努めていくという意志を示しています。
ベータ版での活用と今後
『ドキドキドッキョ指数』は現在ベータ版ですが、今後も利用者の声を反映しつつ改善を進めていく予定です。利用者からの意見や感想、さらにはコラボレーションの申し出を歓迎しています。
高齢者の孤立化を防ぎ、多くの人々にとって心地よい社会を実現するための第一歩として、この取り組みを皆さんもぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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