KPMGコンサルティング、国土交通省と連携
KPMGコンサルティング株式会社が、国土交通省の「令和6年度人流データにおける先進技術活用検討調査業務」に参画することが発表されました。この取り組みには、株式会社ホロラボおよびMetCom株式会社も参加し、三社合同で人流データの活用を推進していく予定です。
三次元人流データの活用
本業務では、人流データを三次元で扱うことで、全国各地でのデータ利活用を促進するための環境を整えます。具体的には、三次元空間における人流データの収集や解析、可視化技術の検証を行い、その成果を国土交通省を通じて全国に広めていく計画です。この試みは、国土交通省政策統括官付地理空間情報課による「地理空間情報課ラボ」で紹介されており、実験的な取り組みの一環として位置付けられています。
3社の役割
本プロジェクトでは、各社がそれぞれの強みを活かして役割を分担します。
- - KPMGコンサルティングは、三次元人流データの活用手法やユースケースの検討を担当します。
- - ホロラボは、三次元空間でのデータ可視化を行い、新たな体験を提供します。
- - MetComは、三次元人流データの測定を行い、高精度な位置情報を提供します。
業務内容の詳細
具体的な業務内容は以下の通りです:
1. 三次元空間における人流データ活用の手法の検討
2. 三次元人流データの測定
3. データの可視化とその実証・検討
4. ユースケースの作成
5. データの利活用に向けた課題整理及び情報発信
6. 最終報告書の作成
この取り組みにより、三次元人流データの活用が全国に広がり、様々な分野での利活用が進むことが期待されています。特に、都市計画や交通管理、観光業など、さまざまな業界においてデータ活用の可能性が広がります。
企業紹介
KPMGコンサルティング
KPMGコンサルティングは、ビジネストランスフォーメーションやテクノロジートランスフォーメーションに特化したコンサルティングファームとして知られています。金融、製造、エネルギーなど多岐にわたる分野で、経験豊富なコンサルタントが戦略策定やリスク管理などの専門的なサポートを提供しています。
株式会社ホロラボ
ホロラボは、ARやVRなどの先進技術を駆使し、3D都市モデルを用いた新しい体験を生み出す企業です。特に、街づくりのDXにおける都市のデジタルツイン技術に取り組んでいます。
MetCom株式会社
MetComは、広域かつ高精度な三次元位置情報サービスを提供しており、特に屋内や地下での測位が得意です。環境の異なる中でもシームレスな三次元測位を実現しています。
まとめ
KPMGコンサルティングを中心に、ホロラボおよびMetComとの連携によって展開されるこのプロジェクトは、今後の人流データの活用方法を革新する一歩となるでしょう。三次元人流データの利活用は、私たちの生活や産業にどのようなメリットをもたらすのか、非常に注目されるところです。