学生と地域をつなぐ新プロジェクト「JALガクツナ」の全貌
2025年、JALグループが新たに展開する「JALガクツナ プロジェクト」は、地域貢献に熱心な学生と、地域の課題解決に取り組む地方自治体、そして地域事業者を結びつけ、新しい形の移動促進を目指します。このプロジェクトは「移動を通じた関係・つながり」の創造をテーマにしており、次世代の若者たちが地域との深いつながりを築けるようサポートするものです。
このプロジェクトの魅力は、学生が地域の魅力を直接体験しながら、実際の現場での仕事を通じて地域に貢献できる点です。JALは参加学生に対して移動費や滞在費の支援を行い、彼らが地域に数週間滞在し、農業や漁業などの第一次産業に携わることを可能にします。これにより、学生たちは単なる観光とは異なり、地域の生活や問題を肌で感じることができます。
また、このプロジェクトは2シーズンにわたって展開され、2025年の第1弾は福岡県宗像市で実施されることが決定しました。宗像市では、第一次産業を営む農家や漁業者が受入れ事業者として参加し、学生たちは地元の産業の現場で貴重な体験を通じて実務知識を得ることができるでしょう。
特に、今後のプログラムでは、参加学生は地域滞在中に得た知見を、学生ならではの視点で発信することが期待されています。地域の魅力を学生の目線で発信することで、より多くの人々にその価値を伝えることができるのです。
このプロジェクトの概要は以下の通りです。2025年8月24日から9月6日の期間に地域に滞在し、その後も約4カ月間にわたって地域産業の魅力を発信する機会が設けられています。対象者は首都圏の大学生や大学院生であり、参加費用として宿泊費の45,000円が必要ですが、滞在中はレンタカーの貸与もあり、さらには東京(羽田)発福岡行きの移動費相当(18,000マイル)も提供されるため、参加しやすい環境が整えられています。
プログラムの応募は2025年7月18日から始まり、8月3日まで受け付けられます。興味がある学生は、指定されたウェブサイトから申し込みが可能です。選考結果は8月5日(金)に通知され、参加者は8名程度を予定しています。
「JALガクツナ プロジェクト」は、単に学生に地域貢献の場を提供するだけでなく、地域と学生との持続的なつながりを築くことを目的としています。地域に興味があるが一歩を踏み出せていない学生たちにとって、大きなチャンスとなるこのプロジェクト。関心がある方は、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。